トランクスの冒険日誌

こんにちは！


ドレアストーリー書き始めて
今回が記念すべき第⑤弾！

まさかここまで続けるとはね…


思いのほか反響が大きくて、
使命感も感じながら
いつも書いておりますが、
時間をかけて仕上げたものには
私自身も愛着が湧きます(^^)

これからも
心に響くような作品を
お届けして参ります♪


今回の舞台は
氷の領界
※ver3.1以降のネタバレ含みます。
  予めご了承の上お読み下さい。

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『ナドラガンドを巡る旅』と題し、
領界を順に旅しております♪

オリジナルストーリーを添えて
ドレアとナドラガンドの素敵な風景を
お楽しみ下さい(^^)

※キャラクター、設定は
本編とは無関係である。

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ここは、氷の領界。

この地を統べるは
蒼きクイーン
“マーキュリー” 絶対的な存在にして
この地の最高地位である女王だ。

多くは語らず、背中で示す。
その背中は気高く、勇ましく美しい。

また、強力な魔力の持ち主でもあり、
王家の名に恥じぬ
絶大なる力も兼ね備えていた。


クイーンに仕えるは
堅陣なる護衛にして
この国最強の騎士
“ルーク” 類稀なる知性と剣術で
この国に右に出るものはいない。

ルークは世話係として
マーキュリーの幼少期から
常に一緒だった。
家族同然の存在である。



 
いつも強気に振る舞う
マーキュリーの姿に隙はない。

まさにチェス最強の駒、
盤上を一閃に切り裂くクイーン。
敵にも味方にも背後を突かせない、
完璧さをいつも漂わせていた。


しかし、表の顔には
誰しも裏の顔も存在する。


マーキュリーは
誰よりも臆病で弱気だった。
民や配下の前では、
強さの象徴として毅然と振る舞う。

だが影では、
押し寄せる不安に
日々さいなまれていた。


そんなマーキュリーだが、
ただ一人、ルークだけが
理解者であり、
心の支えであった。

二人になると
自然と不安を口に漏らす。
ルークは優しく耳を傾け、
黙って頷く。

ただそれだけ。

でも、それだけのことで
マーキュリーはこれまでの苦難を
乗り越えることができた。 ルークもまた
マーキュリーに仕えることで
確かな居場所を感じていた。

「あなたが私に光を当ててくれる」と。

寡黙さゆえ、
他人と言葉を交えることは苦手。
例えるなら、
“広い海にそびえる一角の氷山”
孤高にして鉄壁。
誰も寄り付こうとはしなかった。


しかし、
クイーンの側に身を置き、
役目を全うすることで
自分に価値を与えられたと、
ルークはマーキュリーに
感謝しかなかった。 “苦難と逆境”

ひとりでは成し得ない
困難はたしかに存在する。

どんな地位や立場にあろうと
完璧な人間は存在しない。

仲間とともに、
幾多の逆境を超えていく。

そう、君さえいれば。

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君さえいれば
遥かな道も超えていける。
どんな時も守り抜く。
by『君さえいれば』DEEN

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