「ジュンでーす!」
「長作でーす!三波春夫でございます!」
「一人二役かよ!ほな君が長作と正児やるんやな?」
「まあ長作とか殆どしゃべらんから居ても居らんでも一緒やけどな!」
「君何ちゅう事言うねん!せやけどまあアレですわ、11月入ってから急に冷えてきましたな」
「ホンマですわ、11月でこんな寒かったら来年の8月辺りどないなってるんやろな!」
「またベタなボケで攻めてきよりましたで!」
「なんやねんエラそうに。キリスト教の葬式みたいなカッコしやがって」
「そういう君かてなんやおもろいカッコしとるやないの。お客さん、彼ね、こう見えてコスプレが趣味なんですわ。ご年輩のお客さんとかコスプレてわかります? 好きな漫画とかアニメの登場人物と同じ服装して楽しむのをね、これコスプレ言うんですわ」
「分かったかジジババども」
「僕がお客さんに君の事知ってもらおうと解説しとるのに、君何ちゅう事言うんや!ほんで今日は耳付けて何のコスプレや?」
「ミッ○ーマウスや」
「それ出したらあかんやつや!」
「かまへんかまへん。ウォルトディズニーはシャブ中や」
「ホンマの事だけに洒落ならんわ君とはもうやってられんわ!
どうもありがとうございましたー!」