今回から、ドワチャカ大陸の花についての記事を書きたいと思います。
ドワチャカ大陸には、溶岩地帯や砂漠、荒野といった、過酷な自然環境のエリアがあり、そういったエリアには、植物はあっても花は見られない場合が多いようです。
今回は、花が見られるエリアについて記事を書いていきます。
まずはこちら。
アグラニの入口で撮影しました。
敢えて、あまりズームしていません。
左側の茂みは、黄色い小さな花をつけているのですが、とても小さくて、可憐な風情です。
この小さな花は、アグラニを一歩外に出たラニアッカ断層帯のあちらこちらに、草むらに隠れるようにして咲いています。
そして、上の写真のネコの顔あたりを、よく見て頂きたいのです。
大変分かりにくいので恐縮なのですが、気づいてしまった以上、紹介せずにはいられない、とてもリアルな花があったのです。
ネコの鼻先にある、ほとんど緑色だけのこの草は、オオバコにそっくりです。
アグラニと、丘都ガタラ上層部にも見られるリアルな花なのでした。
ラニアッカ断層帯と、サーマリ高原は、ほとんど植生が同じでした。
ラニアッカでは黄色い花が多めでしたが、サーマリ高原は、色違いの小さな白い花が目立ちます。
下の写真2枚は、ラニアッカ断層帯とサーマリ高原の小さな花の様子です。
白い花を少しズームしてみると、形はエルトナ編で紹介したニチニチソウに似ていることが解ります。
それよりはだいぶ花が小さくて、群生している場所を遠目に見ると、草原がほんのり白く霞んでいるようにも見えます。
最後に、ガタラ原野とモガリム街道の植生がほとんど同じだったので、モガレキャンプ付近で撮影した写真で紹介します。
いずれも優しい色味の花たちです。
黄色いカンゾウのような花、青紫のニチニチソウのような花、細い花びらが可憐なデイジーのような花。
正直、鮮やかとは言いにくいのですが、どれも可憐な風情を持っている花が、よく見れば原野を埋め尽くすほど咲いていました。