今回から、オーグリード大陸の花と風景についての記事を書きたいと思います。
オーグリード大陸北方に位置するランガーオ村及びその周辺地域は万年雪に覆われていて、なかなか花を見つけることは難しい地域です。
しかし、そんな場所に、このような可憐な花を見つけることができたのです。
それが、こちら。
ランガーオ村、村王宅の、マイユさんのお部屋です。薄紫色の清楚な花が、枕元に活けられていました。
この花、はたしてフィールドのどこかに見つかるだろうか?と思い、ランガーオ地方周辺を巡りました、
ランガーオ周辺は、植物はあるのですが、花をつけているものを見つけることはできませんでした。
しかし、雪景色もエリアや位置によって少しずつ変化があり、探索のし甲斐があります。
上の写真は、村を少し離れて、植物に積もった雪が僅かに少なくなり、この分緑の勢いが強く感じられた場所を見つけたので、記録にと思い撮影したものです。
マイユさんと花といえば、幻の雪中花を探して、やってきたのがゴズ渓谷でした。
あれ以来初めての探索をしてみたのですが、雪中花があった場所には、かすかな跡が残っているだけでした。(足元右側の部分です)
幻の霊薬となる神秘の花は、必要とされる時以外、姿を現さないものなのかもしれません。
その代わり、なのかどうかは解りませんが、花が咲いていた場所のすぐ近く、写真のほぼ中央のひときわ強い輝きを放つ氷の柱の先端に、透き通るように白い鳥の姿がありました。
写真では、翼を広げた姿が見て取れます。
この後、もっとよく見ようと近づいたら、飛んでいってしまいました。
マイユさんの花は見つけられなかったのですが、オーグリードの雪と氷の世界の中で、見ることができる花を、最後に、ようやく見つけました。
雲上湖の、これは凍てついた湖面の様子を最大限拡大して撮影したものです。
神秘の樹木が写り込んだ姿があるのですが、湖面の上には、何もありません。
湖面の上に実体が現れるのは、やはり必要とされる時、聖杯を手にして願うものにグロリスの雫を授けてくれる時だけであるようです。
今回のように、平時に訪れてみたならば、このように湖面に写り込んだ幻の姿だけを見ることができるのでした。
よくよく見れば、他にない不思議な美しさを持った花が、梢に幾つも咲いているのが見て取れました。