アストルティアの花と風景を紹介する記事を書いています。
今回は、オーグリード編③として、オーグリード大陸のサボテンに関する記事を書こうと思います。
アストルティアには、オーグリード大陸に限らず、厳しい気象条件のエリアが数多くあります。
植物が全くない場所もあれば、植物があっても花をつけていない場所もあります。
しかし、そんな過酷な砂漠や荒野で、逞しく生育している植物もあります。
その代表が、サボテンの仲間です。
とはいえ、たとえ元気に生育していても、花をつけていない場合もありますが、オーグリード大陸のサボテンの仲間には、改めて調べてみると、なかなか艶やかな花を見せてくれるものがありました。
上の写真は、ベコン渓谷のサボテンです。
すぐ隣のグレン領エリアのサボテンとは、少し違う姿をしているので、ベコン渓谷エリアの固有種だと思います。
大型で、花弁の数が多く、更に花弁はとても柔らかそうに見えます。
逞しいサボテンの本体とのギャップが、サボテンの花の魅力の一つではないでしょうか。
花を見せてくれるサボテンは、オルセコ高地にもありました。
こちらのサボテンは、花はオレンジ色。
全体の姿も他のエリアのサボテンとは異なっています。
総じて、サボテンの仲間は、エリア毎に固有種が生育しているようです。
さて、一方、今度は街中を見てみたいと思います。
写真は、ガートラント城下町の一隅です。
街中には、このような、花をつけていないサボテンが点在しています。
このサボテンは、ハウジングアイテムのサボテン(中)になっているもののようです。
ガートラント城下町、およびガートラント王宮の中、更にはグレン城下町とグレン城を調べてみると、なんと、各所に配されている鉢植え、生花は、その全てがサボテンでした。
しかも、王宮の姫君の部屋に至るまで、一つとして花を咲かせているものはなかったのです。
上の写真はガートラント王宮の王族の部屋の様子です。
ウチワサボテンのようなサボテンと、アロエベラのような尖ったサボテンの鉢植えだらけでした。
王宮の外の部屋、城下町の室内用のグリーン、更にグレン城下町で見られる鉢植えも、ほぼこの二種類なのです。
さて、オーグリード大陸の町や城で、どうしてこんなにサボテンが愛されているのかと、私なりに考えてみました。
そして、もしかしたら、オーグリードのサボテンは、実は薬草として重用されているのでは、と思ったのです。
グレン城下町で、ごく初期に受注したクエストの中に、薬草を育てるための良い土を調達してきてあげる、というものがありました。
そのクエストを依頼してきた人が、大事そうに棚に並べて育てているのが、やはりサボテンなのです。
薬草の栽培は国を挙げて奨励されているそうなので、住民がこぞってサボテンを栽培しているのは、薬草としてであれば、不思議なことではないのかもしれません。
また、薬草としてであれば、敢えて花をつけないように育てているとしても、これも不思議ではないように思います。
上記の仮説は、もちろん単なる個人の一仮説に過ぎません。しかしながら、こんな仮説を立ててみたりするのも、楽しみの一つではないかと思います。