はじめに
この記事には、バージョン4・5前期までの内容に関する記述及び画像があります。
ネタバレNGの方は、この記事についてはここまでということでお願い致します。
先日実装された、アストルティアの野草第2シリーズには、エテーネ王国産の植物が含まれています。
エテーネ王国の中でも、冷涼な高山地帯と思われる、ディプローネ高地産の植物が3種選ばれました。
また、今回庭具になったもの以外にも、魅力的な花が多種類見られるのが、ディプローネ高地の特色です。
そんなディプローネ高地産の植物の中でも、庭具として実装され、更には他と違い、優雅な名前を与えられているのが、ディプローネ淡雪花です。
上の写真の白い花です。
写真の花は野生種で、庭具として実装されているものは、これに近い姿をしています。
一方、この淡雪花をはじめ、エテーネ王国の花たちは、庭園植物としても珍重され、品種改良もされていたのではないかと思うのです。
王家の温室内部の様子です。
花壇中央、野生種よりもかなり大きい淡雪花がありました。
他にも、ディプローネ高地の紫色のトラノオのような花、バントリユ地方の水辺の植物も植栽に含まれています。
いずれも、野生種よりもかなり大型化した園芸品種である可能性が考えられます。
中でも、庭園植物として配置されている淡雪花は、野生のものとは違い、暗い場所では光を放つかのような、輝く白さを持つようになっています。
バージョン4・5前期を終えて、パドレア邸に来てみた時の様子です。
エテーネ王国を襲う隕石に対応したため、エテーネ王国全体の空、当然ながらここから見える空も、このような禍々しい黄昏時のままで静止しています。
そして、パドレア邸の外周を飾っている、この淡雪花。
何故か、一輪だけ、庭園のフェンスに置かれているのです。
いつの間に。
誰が、何のために。
ここパドレア邸に出入りできる人間は限られています。
まるで、何かに手向けるかのように、ここに花を置いたのは。
バージョン4を通して、私達を導いてきた、あの人だったのかもしれない。
そんな、気がしてなりませんでした。
……
花としては、野生種よりも、庭園植物として配置されている、こちらの花の方が、美しく立派です。
でも。
この場所で、こんな姿を見てしまうと、白すぎる淡雪花は、失われたものへの手向けの花に見えてしまいました。
庭に植えて愛でるならば、何も知らない頃に初めて見た、小振りで白すぎない野生種のほうが、やはり良いように思いました。