アストルティアの美しい花と風景を紹介する記事を書いています。
今回は、ウェナ諸島編⑥として、ジュレットの町とヴェリナード城、ヴェリナード城下町について、書いていきます。
まずは、ジュレットの町から。
ジュレットの町は、海辺に向かって開けた白亜の町並みと、波穏やかな渚を有した、風光明媚という表現がまさに相応しい美しい町です。
糸車をモチーフにしたと思われる、裁縫ギルドのカラフルな風車、海上に設営された方舟の駅など、撮影ポイントには事欠きません。
ヤシの木等の南国らしいグリーンと、紅白の花をつけた生垣や植え込みが、とても爽やかです。
ジュレットの住宅村は、まさにこのジュレットの町の雰囲気が再現されており、白亜地区は町中の気分を、浜辺地区は桟橋のすぐ向こうに住んでいる気分を味わうことができます。
実装当時から、ジュレット住宅村が大変な人気だったのも、不思議なことではありません。
庭先に、青いビーチパラソルや、デッキチェア、ヤシの木等を配置すれば、ますますジュレットの町そのものに住んでいる気分になれそうです。
白亜の町並みと王宮、これらがグリーンと紅白の花で飾られているという様式は、ヴェリナード城下町、ヴェリナード王宮にも共通しています。
写真はシェルブリッジから王宮方向に向かって撮影したものです。
ジュレットの町とも共通することですが、町並み自体が充分に美しいためか、植物、植栽はどちらかというと控えめな印象です。
町にも、城にも、庭園と呼べるような植物のための広い面積を有するスペースがありません。
そんなヴェリナード城下町と王宮には、少し風変わりな植物が、ひっそりと配置されていました。
城下町の植栽、こんな不思議なグリーンが、町の所々にあります。
遠目には、ヤシの木のようにも見えたのですが、近づいてよく見たら、ヤシとはかなり違う形の葉を持ち、更に、ゴツゴツとした花とも実とも解らないものをつけています。
正体不明の、何だかワイルドな印象の不思議なグリーンの植栽です。
そして王宮の内部にも、不思議な植物が。
王宮のエントランスに鎮座する、この巨大な植物。
一体これは何なのでしょう。
円錐形の本体を鱗のような模様が覆っているように見えますが、その鱗の隙間から、どうやら花が咲いているようです。
枝も葉もない、本体からいきなり花を咲かせる植物と言えば…。
トゲはなさそうですが、ひょっとしたら、これはサボテンの仲間かもしれません。
ウェナ諸島は植物の種類が豊富で、一歩外に出れば、押し寄せて来るかのようなグリーンや花が見られるためか、その分、町場の植栽は控えめなようです。
それでもなお、町中や王宮に据えるとなったら、こうした珍しく不思議な植物を選ぶというのも、考えてみればそう不思議なことでもない気がしました。