アストルティアの花と風景を紹介する記事を書いています。
今回は、プクランド大陸編④として、紹介予定の各エリアに固有の花と、リアルで美しい花を紹介しようと思います。
では、まずはこちら。
メギストリス領の様子です。
城壁を出てすぐに私たちの目を奪うのは、写真にある大きな紅白の花をつけた木々ではないでしょうか。
遠目にもこれだけの大きさです、もっと近づけば、圧倒的な存在感です。
木に咲く花としては、最大クラス。美しさも申し分ありません。
おそらく、これらの花の木や、様々な形に整えられたトピアリー等は、メギストリスの都の人々によって植栽され、維持管理されているのではないかと思います。
もし、そうなら、城壁の外まで手を抜かず、見事な花を守っているとは、さすが花の大陸の都だけはあるな、という感じです。
そして、全てを整え過ぎない感じになっているのも、また良い味わいかと思います。
一枚目の写真の左隅、濃い青と紫の花が咲いています。これらは特に植栽されたようには見えず、野草の花のようです。これらもこのエリアに固有の美しい花です。
メギストリス領の写真をもう1枚。
良く見ると、紫色の花は2種類ありました。
そして、1枚目よりは、花の木をアップで見られます。
遠景には、たいへん凝ったトピアリーが見えます。
ところで、この大きな木の花は、全く同じではないものの、花びらの形等が、ギャルのコサージュに少し似ているような気がするのは、私だけでしょうか…。
さて、続いては、チョッピ荒野の花を紹介します。
チョッピ荒野は、もと海の底だったらしい痕跡があちこちに見られる砂漠のような場所です。
なので、こんな場所に花が?と思ってしまうかもしれません。
でも、よく見ると、所々にある木陰などに、こうした小さな花が咲いています。
写真のやや奥側、濃いピンク色の、綿毛のような花が、チョッピ荒野の固有種です。
そして、手前にある、少し淡いピンクで、芯が白い花は、どうも、ポーポラリーフの花部分だけの姿のようです。
ポーポラリーフは、ポーポラ地方の湿原地帯で主に見られ、水辺の植物のイメージが強いのですが、もしチョッピ荒野にも生えているとしたら、意外にも乾燥にも耐える力を持っていることになります。
なかなかに、植物の世界は奥が深いです。
最後に、エリア固有種であり、しかもたいへんリアルで、そしてかわいらしい花を紹介します。
エピステーサ丘陵で見つけた、リアルで言うサクラソウにそっくりな花です。
色味と言い、花の形、葉の形やつき方、全体の姿、まさにリアルのサクラソウそのままです。
アストルティアには、たまにこうしたとてもリアルな花が見つかります。
リアルでありながら、それでいて、このアストルティアという異世界にしっくりと馴染んでいるようでもあるのが、とても不思議です。
こうした花を見つけると、アストルティアという世界が、少し手を伸ばしたら本当に触れられるのではないか、という位、近々と感じられる気がします。