アストルティアの花と風景を紹介する記事を書いています。
今回は、レンダーシア(内海)編として、魔女の森についての記事を書いていきます。
ストーリーでは、メルサンディ村を襲う魔女の災いと、魔女と戦う英雄の物語が展開していきます。
魔女と英雄の決戦の舞台となるのが、魔女の森の最奥地にある、夜宴館と呼ばれる屋敷です。
この館のホールで、魔女と英雄を巡るメルサンディ村の物語が決着します。
朝日を嫌う魔女の根城に相応しく、魔女の森の中は常に夜のまま。
夜宴館は、元々は、村の公会堂だったらしいのですが…
魔女の手に落ちて以来、闇の中にあり続けたためでしょう、もとは美しかったであろう庭園の草木は枯れてしまい、痛々しい姿をさらしています。
無残な姿をさらしているのは、森の木々も同様です。巨木は全て葉を落とし、枯れ果ててしまっているようです。
このような、植物にとってあまりにも過酷な環境である魔女の森ですが、それでもここで生きている植物が、探してみると見つかりました。
暗くて見づらいかと思いますが、中央やや右寄りに、リアルで言うとサラセニア(ウツボカズラの仲間)によく似た植物があります。
これが、サラセニアのような食虫植物ならば、紫色の、一見花のように見える部分は、捕虫葉の一部、基部の「ウツボ」(=虫を消化する部分)に誘い込むための罠の一部です。
食虫植物は、栄養分が少ない厳しい環境に適応した植物です。
闇の中という環境でも生きていける、そして、自分自身が罠でもある。
魔女の森を彩るのに、実に相応しい植物と言えそうです。
そして、また別の生き物が、この森に彩りを添えています。
それは、大小のキノコです。
上の写真にも、明るい紫色をした、小さなキノコが写っています。
小さなキノコですが、魔女の森の中では、一際目立つ存在です。
そしてもうひとつ、魔女の森に、不気味な雰囲気を添えているのが、巨大なキノコ達です。
森を駆け抜けてばかりいると、なかなか気づきにくいのですが、足を止めてよく観察していると、ゆっくりと明滅しているものがあるのです。
その様子がこちら。
写真左側。
光っていないと、巨大さの割に、存在自体に気がつかない程目立たないキノコですが…
ゆっくりとした周期で、ぼうっと青みがかった光に包まれます。
今回の記事は、暗くて見づらい写真ばかりになってしまいましたが、それでも、レンダーシアの特異な環境と、そこにある植物について、紹介したかったので、敢えて記事にしました。
あまり美しいとは言いづらく、普段は討伐等の用事がなければ、好んでは立ち入らないエリアかと思います。
しかしながら、そんな場所にも、相応しい植物が配置されているのです。
もしよろしければ、魔女の森で狩りをする際には、少しだけ立ち止まって、植物やキノコを見てやって頂ければと思います。
次回は、ローヌ樹林帯についての記事を書く予定です。