アストルティアの花と風景を紹介する記事を書いています。
今回は、レンダーシア(内海)編として、レビュール街道南・北、グランゼドーラ領についての記事を書いていきます。
ストーリーでは、ココラタに上陸してから程無くに、まず一度三門の関所を訪れていますが、何故かグランゼドーラに至る門は固く閉ざされていました。
この先へ進むため、3つの蝶を探すように告げられた私は、探し出した3つの蝶を携えて、いよいよ開かれる筈の三門の関所に戻って来ました。
待つほどに、現れたのは謎の旅人クロウズ。
そして、意外な人物とも再会します。
それは、メルサンディ村で出会ったミシュアでした。
村を襲った災いに巻き込まれ、拐われた彼女を救いだしましたが、何故かその後彼女は行方をくらませてしまっていました。
当時の非礼を詫びた彼女は、失っている記憶の鍵がこの先にある気がするから、と、この場に現れた理由を語ります。
そして、彼女がグランゼドーラ門に向かうと。
門は開かれ、彼女ともども私達は新しい領域に入ることができたのでした。
…3つの蝶との関連や如何に?
問いたい気持ちで一杯の私に、クロウズは人の悪そうな笑みを残して何処かへ消えていきます。
更にはミシュアも早々に先へと行ってしまった様子。釈然としない気分を抱えて、一路グランゼドーラへ、レビュール街道を北進していくことになります。
レビュール街道南は、沿岸部でも見られたヤシ類やバショウの仲間が生育する他、広葉樹も見られ、気候はコニウェアに近いようです。
一方、関所と山地で隔てられているためか、植生はだいぶ違っていました。
レビュールからグランゼドーラまでに共通して見られるのが、上の写真右の淡黄色の花をつけた「レビュール菜の花」、左の大型の紫色の花、私の足元の淡い紫色の草です。
また、レビュール街道南エリアの固有種、写真中央の赤い大型のキノコがありました。
レビュール街道エリアは、岩山を穿った遺跡を挟んで南北に隔てられていました。
遺跡の正体が解るのは、まだまだ遠い先のことです。初めて見た時には、この場所は単なる通路。
ほの暗い内部には、何故かこうした石造りの建造物周辺を好む草、「レビュールマリー」が目につく場所でもありました。
遺跡を抜けて北側に出ると、少し気候は冷涼になるようです。
ヤシ等の暖地の樹木が減り、広葉樹が増えています。また、レビュール北にも固有種が見つかりました。
写真左の紅色の花をつけた草は、良く似たものがウェナ諸島にも見られ、「コルトリウム」の名でハウジングアイテムになっていますが、レビュール北の花の方が、色が濃く鮮やかです。
また、ごく草丈の小さな薄桃色の綿毛のようなもの、桃色や紫色の蕾をつけたような草も見られます。
レビュール街道では、そして、印象的なものを見つけます。
写真の右奥に写っている、巨大な石像の残骸です。
武人像らしくはありますが、誰を模したものなのか。
倒壊してから、既に長い時間が経過している様子が見て取れます。
街道を往くにつれ、あちこちで崩れた石柱や遺跡を見かけます。
そして、本来の道筋を塞ぐように倒壊したままの武人像を見つけた時には、不安が胸に拡がるようでした。
グランゼドーラ王国では、一体何が起きているのか。今はまだ名前しか知らない探し人、勇者姫アンルシアは、一体どんな人なのか。
今、何を思い、どうしているのか…。
答えはもうすぐそこにある筈。
不安を圧し殺すようにして、街道を抜けてグランゼドーラ領に入ります。
グランゼドーラ領に入ると、気候は更に冷涼になるようです。
ヤシ等の暖地の樹木は姿を消し、丈高い広葉樹や、針葉樹らしい樹木が姿を現します。
あたり一帯は開けた草原で、花をつける野生の固有種は見当たりません。
城門から少し離れた場所まで、美しく整えられたアプローチがあり、光を放つ石塔まで続いています。
これが、勇気の石塔と呼ばれるものであること、その役割について知るまでには、あともう少し時間がかかります。
次回は、グランゼドーラ王国についての記事を書く予定です。