アストルティアの花と風景を紹介する記事を書いています。
今回は、レンダーシア(内海)編として、グランゼドーラ王国についての記事を書いていきます。
ストーリーでは、レンダーシアに上陸してから、目的地であるグランゼドーラ王国に立ち入る前に、レンダーシア全域をほぼ一周する羽目になります。
遠大な回り道の末に、漸くのことでグランゼドーラ王国にたどり着くと、まずは城下町で、美しく整えられた噴水公園に出迎えられます。
中央の噴水の周りは、花とトピアリーで彩られています。
使われている花の多くは見覚えのあるものでした。
レンダーシア産の花よりも、アストルティアで見慣れた花壇の花が多く使われているようです。
メギストリスの都の広場や、王宮の庭園にも使われていた、白や黄色の花が目立ちます。
初めての場所で見慣れた花を見つけて、何だか少しほっとする、これらはそんなもてなしの為の花なのだろうか、等と思いながら、王宮に向かいます。
王宮に至る道筋には、初めて見る可憐な園芸植物もありました。
路肩の植え込みには薄紫と白い花の2種類、プランターには濃淡のピンク色の花が3種類の寄せ植えになっています。
また、民家等で、窓辺に真っ赤な花をつけた植物を飾っている所もありました。
民家が集まる居住区には、小さな公園もありました。レンダーシアの花と、こちらもアストルティア産の花が使われています。
また、民家の玄関先等には、鉢植えの花も置かれていました。
上の写真、私の右にある鉢植えは、エルトナ産の花です。
これらはレンドア島で人気の鉢植えと同じもので、かの地との繋がりの強さを感じさせるものでした。
…このように、一見、グランゼドーラ王国は平穏な印象なのですが。
しかし、これまでレンダーシア全域を見聞してきた私には、釈然としないものがありました。
アストルティア同様、あるいはそれ以上に、レンダーシアも危機に直面していることは、この目で確かめてきました。
なので、いくら勇者姫のお膝元とはいえ、グランゼドーラだけが難を逃れているとも思えなかったのです。
それに、勇者といえば、一国のみならず世界の命運を背負う存在の筈。
他国の危機を知らぬでもない筈なのに、一体何をしているのでしょう?
等と思いながら、ついに私は王宮にたどり着きます。
すると…。
またしても、ここでミシュアと行き合います。
失われた記憶の鍵がある気がするから、と語っていた彼女を引き寄せていたのは、この場所だったらしいのです。
王宮一階の正面を占めるのは、いにしえの勇者像を祀った勇者の聖壇と呼ばれる場所です。
勇者像の正面に設置された碑文を読もうと近づいた、その時でした。
祈りを捧げに、勇者姫アンルシアその人が現れたのです。
一体どんな人なのか。
今まで想像を巡らせながら旅をしてきた私ですが、ついに出会った勇者姫の姿に、驚愕のあまり呆然自失していたと思います。
そして、それは、勇者姫も、更にはミシュアも同様だったようです。
勇者姫アンルシア、そしてミシュアは、まるで互いを鏡に映したかのように、そっくりな姿をしていたのでした…。
次は、ロヴォス高地についての記事を書く予定です。