アストルティアの花と風景を紹介する記事を書いています。
今回は、レンダーシア(内海)編として、海風の洞窟、グランゼドーラ王宮庭、グランゼドーラ王宮内部についての記事を書いていきます。
ストーリーでは、ゼドラ洞の巨竜討伐から戻ってみると、私は王宮の奥には入れなくなっていました。
勇者姫は覚醒の儀式の準備に入ったらしく所在不明。ミシュアは西の塔で軟禁状態にあり、彼女に会うのは容易なことではなくなっていました。
このままでは、ミシュアの身に危険が及ぶかも知れない。
…と、私に告げてきたのは、ミシュアの侍従となったものの、私同様王宮奥への出入りを禁じられたダイム老でした。
ダイム老は、自分の息子を含む少なからぬ人間が、勇者姫に呼び出された後に失踪している事実を打ち明けた上で、ミシュアを助けに行って欲しいと頼んできます。
西の塔には、城の外と通じる秘密の抜け道があり、その道を逆に辿れば良いと教えられます。
抜け道の出口は、海風の洞窟という洞窟と繋がっているとのことでした。
海風の洞窟は、レビュール街道エリアの海岸に面した場所にひっそりと開口しています。
入口に至る直前には、グランゼドーラ王家の霊廟もあります。
そちらがストーリーの舞台となるのは、もう暫く先のことになります。
ゼドラ洞と同様、大量の地下水の浸食により形成されたと見られる海風の洞窟内部には、ゼドラ洞で見られる物とはまた少し違う発光植物が見られます。
大型の結晶も見られ、これもゼドラ洞の結晶と似ていますが、こちらはよく見ると、内部に違う色の結晶を内包した珍しい姿になっているのが分かります。
一方、こちらはキノコ類は見当たりません。
高低差のある内部を進んで行くと、やがて城の地下らしい石組みや橋、扉が見えてきます。
城の地下、牢獄の一隅には、王宮庭に出られる隠し扉が。
出てみると、領地で見られるような野草が生い茂るままになっており、王宮の庭にしては、随分と殺風景な印象を受けます。
厩や庭師小屋があるので全く放っておかれているわけではないようです。
多分、王宮の表向きの庭は、城下町の噴水公園の方なのでしょう。こちらはむしろバックヤードなのかもしれません。
かろうじて、この庭で憩いの場所と言っても良さそうなのは、隠し扉の近くにある小さな池でしょうか。
池の中の小島には巨大なヌシのようなカエルが鎮座しています。また、よく見れば、見たことのない形の水生植物が。こんな所に、ここだけの花が咲いていました。
…しかし、花に見とれてばかりもいられません。
地下通路から、西の塔の隠し通路に入り、ミシュアのいる寝室にたどり着きます。
ミシュアは私に、王宮のあちこちを巡るうち、記憶の断片が甦りかけてきたこと、誰か大切な人を思い出しかけていることを訴えます。
だから、自分はあの勇者姫の一部などではない、1人の人間だ、と。
すると。
彼女の言葉を待っていたかのように、現れたのはクロウズでした。
つらい思いをするかもしれないが、それでも記憶を取り戻す覚悟はあるか、と、クロウズはミシュアに問います。
ミシュアが決意を示すと、クロウズは記憶を取り戻す秘術を施す呪具を取り出しました。
…それは私が、レンダーシア全域を巡って探し集めてきた、あの3つの蝶だったのです。
次の記事では、引き続きグランゼドーラ王宮内部についての記事を書く予定です。