アストルティアの花と風景を紹介する記事を書いています。
今回は、レンダーシア(内海)編として、ダーマ神殿内部についての記事を書いていきます。
(ダーマ神殿外観については、既にセレドの町とセレドット地方にについての記事で紹介していますので、今回は割愛します。)
ストーリーが進み、初めて真のダーマ神殿が物語の舞台となるのは、勇者姫と共に古き神の遺跡に赴き、様々な事実がいちどきに明らかになった後のことになります。
神の緋石は、レンダーシアの守護神が、世界の守護の要石として自らの血で産み出したものでした。
古き神の遺跡で失われたものの他にも世界にはあと3つの石が遺されていること、また、現在は石の力が弱まっており、このままでは危険であること、そして、古き神の神殿を研究してきた学者の研究成果から、勇者姫の力を与えることで、神の緋石は神代と同じ力を取り戻せることが判明します。
残る3つの石のうち、1つが眠る場所、ダーマ神殿にまずは赴くことになります。
ダーマ神殿は壮麗な白亜の神殿内部に、清らかな水が引き込まれ、池には大ぶりな白いスイレンのような美しい水生植物が花をつけています。
ダーマ神と見られる有翼の像のまわりには緑の植え込みが作られていて、よく見れば清楚で可憐な3色の小さな花が咲いています。
ダーマ神殿の主、ダーマ神は、ありとあらゆる職業を司る神であり、どんな姿にもなれるとのこと。
スイレンや可憐な花に囲まれて鎮座する有翼の神像の姿も、無限にある姿の1つでしかないのだとか。
…と、聞いて、それではと思うのが、神像の前に佇む不思議な雰囲気を纏った眼鏡の御仁のことです。
人間の姿はしていますが、アストルティアの民とはどことなく様子が違うような気がします。
それに、どうやら姿が見えるのは、私達冒険者だけのようですし、更には、従えている3人の弟子達の正体が精霊であることも、やがて明らかになります。
と、なると…。やはり、ご本人様ではなかろうか。
カミングアウトしてくださる時は来るのだろうかと、ひそかに待っている私でした。
ダーマ神殿の入り口の間には、スキルを振り直せる炎の燭台が据えられています。この部屋の水路には、ここで初めて出会う青い花の鉢植えが飾られています。
さて…、ストーリーでは。
神の緋石は、ダーマ神殿の地下にある特別な祭壇から入れる場所に納められていました。
祭壇の通路を開くため、ダーマ神殿の大神官に協力を仰いだのですが、なんと大神官は魔族の刺客が化けた偽物、勇者姫もろとも神の緋石を葬るべく罠を張って待ち構えていたのでした。
無事に敵を倒し、緋石に勇者の力を注ぎ込むと、研究の成果の通り、緋石は神代の力を取り戻します。
そして、安否が心配された本物の大神官は、命に別状ない状態で無事に発見されました。
救出された大神官の計らいで、かつて旅芸人一座を率いていた神官シタルは神官職を離れ、一座に復帰します。
シタル一座のかつての花形、踊り子ジャンナはアンルシア姫の友人であり、希望の丘で願掛けをした帰りに魔物に襲われ落命していました。
座長シタルはジャンナを喪って心に深傷を追い、一座を離れて神官職を奉じていたのです。
しかし、新しく若手の踊り子を迎えた一座の興行に立ち合うことになったシタルは、過去を乗り越えて新たな一歩を踏み出すことになったのでした。
次回は、モンセロ温泉郷についての記事を書く予定です。