こんにちは、華美男子(カビダンゴ)です。
最近は世界史、殊に中国史にハマっており、もっぱらそれ関連の動画を見ながら日課週課をしております。
それが何かの役に立つかと言われれば、会話の中で何かを例えるときにドラゴンボールやガンダムやワンピースで例えるよりは、なんか知的で説得力ありそうな雰囲気がするとかその程度。
意識高い系の面倒くさい奴と思われる諸刃の剣ではありますけれど。
そんな中国史の中で、ちょっとユシュカとナジーンに似てるなと思った人物がおりました。
それは三国志の時代の少し後、戦乱で疲弊しきった中華に数々の異民族が押し寄せ、国を建てては滅んでいった五胡十六国時代。
そんな異民族のうちのテイ族の国、秦の天王(皇帝)、符堅という人物。
彼は民族融和を唱え、漢民族やその他の諸民族を服属させつつも己の民族と同等に、もしくはそれ以上に厚遇し、やがて華北を統一したカリスマ。
そんな彼に、協調を唱えるユシュカみを感じたのである。
そしてその符堅と君臣、そして民族をも越えた絆で結ばれた、漢民族の王猛という人物がいた。
彼は政治軍事ともに超有能な男で、華北統一に大きく貢献した。
彼こそ古代中国のナジーン。
しかしながら王猛も、ナジーンと同じく先に死んだ。
華北を統一し、残る長江以南、東晋の国を制圧し、中華統一を成そうというときである。
王猛亡き後、符堅は緒民族連合の大軍を率いて長江を挟み東晋と対峙するが、文化はおろか言語さえ異なる緒民族連合軍の弱点、指揮系統の脆弱さを突かれて大敗したのである。
そしてその後は坂道を転がり落ちるがごとく各民族の離反、符堅は捕らわれ、死んだ。
ゲームのように紆余曲折ありつつも大団円とはいかないものである。
この件に思うのは、文字こそ違えど各種族間はおろか魔界も天界も日本語が通じるドラクエ10って素敵やん!