ぷっくろ は 本棚を しらべた!
なんと、本のあいだ から 紙が でてきた!
どうやら だれか の 作文の ようだ!
「ぷくりぽ の ひみつ」
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ぷくりぽ は お花 の しゅぞく です。
きっと いちばん 背が ひくくて、
お花に ちかいからだと おもいます。
ぷくりぽ には キバが はえています。
きっと メギスとりのからあげを たべるため だと おもいます。
でも ぼくは ケーキのほうが だいすき なので キバが だんだん なくなるかも しれません。
なくなったら からあげが たべられなくなるので それは いやだなあ。
ぷくりぽ の 手は ゆびが 5ほん あります。
足の ゆびは 3ぼん です。
はだしで はしると てちてち 音が なります。
にくきゅう は ありません。
まちにきた ぼうけんしゃさんに にくきゅうは ないよっていったら、
すごく かなしそう でした。
ぷくりぽ の しっぽ は まるく ありません。
ちょっと ほそながい です。
ねころんだり したら そよそよと ゆれます。
ぼくの おじさんは かくとう家 です。
でも ほかのしゅぞくより 手が みじかいから 敵に とっても ちかくなるって いってました。
ぼくが 「手がみじかいなら ぷくりぽ は どうやって たたかうの?」と きいたら、
おじさんは 「くうきあつで ダメージを あたえるんだ」 と いっていました。
むずかしかった です。
きのう、にくきゅうの ぼうけんしゃさんと いっしょに おさんぽ しました。
そろそろ つぎの たびに しゅっぱつ するそうです。
ぷくりぽ は しあわせ そうだねって ぼうけんしゃさんが いっていました。
きっと くちを ぼくみたいに あければ しあわせに なれるよって アドバイス しました。
ぼうけんしゃさんは わらって いました。
いつか。
ぼくがおじさんみたいに かくとう家になったら
いっしょに たびに いこうね。」
ぷっくろは そっと 本を 閉じた。
なんと 本のあいだから また 紙が 出てきた。
古いしゃしんの ようだ。
ぷっくろ は しゃしんを 見た!
うらに なにか かいてある。
「あの日 出会った プクリポの子供が 大きくなって 仲間になった。
この 記念の 一枚は あの日にもらった作文と共に 思い出の本に はさんでおこう」