広場などで、チート問題が話題になっています
ですが、いまいち何が起こっていて、今どうなっているのかわかりません
とりあえず、私の理解している(と思っていること)をまとめてみます
■今回のチート内容について
職人のミニゲームにおいて、必殺チャージがない状態でも、必殺技を使えていたということらしいです
ゲーム内での処理は、クライアント(私らの使うゲーム機Wii、WiiUや、PCのこと)と、サーバー(スクエニが管理しているコンピュータ)の双方でやりとりを行っています
サーバーに侵入するより、目の前のクライアントを修正したほうが簡単ですので、チートは主にクライアント側で行われます
そのため、オンラインゲームでは「クライアントは不正される」という前提を元に、サーバー側で防御策を立てておくのが「常識」です
例えば職人であれば、「特技を使ったよ」という命令はクライアント側で行いますが、「削れた数値はいくつだよ」「会心がでたよ」といった「結果」はサーバー側で処理し、クライアントでは不正できないようになっています(たぶん)
で、今回の件なんですが、クライアントから「職人必殺技をつかったよ」という命令があった場合、本来であればサーバー側で「必殺チャージをしていたか」のチェックを行い、必殺チャージがなければクライアントから不正が行われていると判断するべきです
するべきなんですが、そういった判断がされることなく、「必殺技が使われた」という処理をしてしまっていたようです
しかも、この状況は1年以上前からあったとのことですので、職人必殺技の追加当時(バージョン2.1後期2014/4/17)から存在したのでしょう
■なぜチートがみつからなかったか?
今回のチートは、実際にチートを行った人が処分されたことから発覚しました
その人が言うには、11月12日のアップデートで、「いままで行ってきたとおりの不正方法」を行ったところ、チートされているプレイヤーとして処分されたそうです
また、「ほかにもチートをしていた人がいたが、処分されていない」という話をしていました
このことからすると、過去にチートを行っていた人を探すことができない可能性が強いと言えます
今回のチートを解説している人のなかに「サーバーからの送信される結果に対して、必殺チャージが発生するまで拒否する」みたいな情報がありましたが、これは「虚偽情報」だと思います
これと同様の不正行為は、はぐメタコイン増殖バグや試練の門無限にあたります
サーバーからの送信がエラーになり、何度もリトライしたような情報は証拠が残りやすいので、さすがに1年も放置されていたとは考えにくいためです
では、今回のチートはなぜ見つけることができなかったのでしょうか?
「必殺チャージ」がないのに、「必殺技」を使ったプレイヤーがいたら、不正なのは確実です
過去の不正者を見つけることができなかったということは、「必殺チャージが発生した」もしくは「必殺技を使った」という情報が、サーバに記録されていなかったということになります
職人時の操作を記録していなかったのか、そもそも必殺技関係の処理を全てクライアントで行っていたのか、原因はわかりません
なんにしても、アップデートするまでは不正を発見できない状況だったと言えます
チートで発生させた「必殺技」とチートを使わないで発生した「必殺技」の区別ができないということは、
チートで作った装備品と、チートを使わないで作った装備品の区別ができないということです
仮にチートで作ったとしても、どこにも不正な証拠がない装備品であれば、それは正規品と言うしかないのでしょう
ちまたには、チートで製作された装備が溢れているのかもしれません
■ホントに対策は終わってるの?
ここが一番疑問です
運営は、「不正行為および、それを拡散する行為について」のタイトルや、本文の「虚偽情報」あたりの文面からわかるように、「拡散する行為」に対して過敏になっています
本当に対策が終わっているのであれば、できるだけ情報を公開し、どのような影響がでていたかを公表したほうが良いはずです
あいまいなままでは、「なにかまだ隠しているのでは」という「不信感」をもってしまいます
職人ミニゲームは、ドラクエ10実装から今にいたるまでずっと存在するものです
某所でチートプレイヤーがいると騒がれた10月13日
仮にこの時点で運営がチートを認識したとして、11月12日のアップデートまで一か月
サーバーへの修正が必須でしょうし、そんな大規模修正がこの短期間で本当にできるのか、正直疑問です
こういった疑惑が単なる妄想であればいいんですけどね
なるべく早く、できるだけ詳しく情報を公開してほしいと思います