パッシブシステムの問題について その1
職業システムとは何か
プレイヤーが自分のキャラの職業を選択するシステムです
力が強いが魔法を使えない戦士
軽装でも強い武闘家
魔法で攻撃するが力の弱い魔法使い
回復魔法でサポートする僧侶
それぞれ得意、不得意を持つ職業を組み合わせてパーティーを作ることができる
自分好みの戦闘、冒険ができるようになるシステムです
職業システムはドラクエ3より加えられたシステムですが、原型はドラクエ2にもあります
呪文が使えないが力が強いローレシアは戦士
強力な呪文を使うが、力が弱いムーンブルクは賢者
方向音痴で中途半端、役立たずのサマルトリアは旅芸人という感じですね
キャラクターを選択するという形ですが、実質的に使用する職業を選べたドラクエ4
モンスター仲間システムは、職業が多様化したものととらえることもできるドラクエ5
そして、ドラクエ6、7の職業、熟練度システム
こう考えると、職業システムというものは、ドラクエのシステムとしてすっかり定着していると言えるでしょう
さて、次に転職について
転職があるのは3、6、7、9です
3の転職システム
・前の職業で覚えていた呪文を使える
・前の職業のパラメーターを半分引き継ぐ
・転職するとレベルが1になる
転職をすることで呪文を使える戦士、HPの高い魔法使いを作ることができます
しかし、成長時のパラメーター上昇率が調整されるため、転職を繰り返した魔法を使える戦士と、転職をしていない戦士を比べても、力のパラメーターにはそれほど差が出ません
はじめの職業のまま、ラスボスまで到達できた人も多かったと思います
1人2人程度、たとえば魔法使い、僧侶を賢者に転職した人は多かったでしょうが、何度も転職を繰り返す人はやりこみプレイをする人くらいでした
6、7(リメイク前)のシステム
・前の職業で覚えていた呪文を使える
・前の職業で覚えていた特技を使える
・前の職業のパラメーターは、転職してもレベルが変わらないため、基本的なところのみ引き継ぐ
・転職してもレベルは変わらない
熟練度を上げることで、特技を覚える
複数下級職を極めることによって、上級職に転職できる
前で戦うか、後ろで補助するか
自分の求める戦闘スタイルに合わせて職業を選択し、より強い職業に転職する
これは転職を繰り返して強くなるシステムといえるでしょう
9、10のシステム
・前の職業で覚えていた呪文を使えない
・前の職業で覚えていた特技は一部のみ使える
・前の職業のパラメーターは引き継がない
・転職すると、その職業のレベルになる。職業毎にレベルが設定されている
・レベルが上がるとスキルポイントを取得し、割り振ることで武器の力を伸ばしたり特技を習得できる
・全職業に影響を与えるパラメーター上昇ボーナス=パッシブを取得し、全職業に適用される
次の日誌に続く