うちの猫が慢性腎臓病になってしまいました
拾った双子ではなく15歳6ヵ月の先住猫です
症状はステージ4まであって現在ステージ2~3で余命半年~1年程のようです
猫の慢性腎臓病はよくある病気なのですが現在は回復する病気ではないのでこれからはできるだけ負担の少ない生活をさせてあげなければなりません
基本的な情報ばかりですが、もしかしたら知らない人もいるかもしれないので色々情報をまとめてみました
【読むの面倒な場合の要点】
・病気になる前も後もとにかく水を飲ます(飲める場所を増やす)
・餌をあまり食べなくなる、吐く回数が増える、便秘になる(毎日便が出ない)、下痢になる、水を飲む量が増えたり減ったら病院で検査を受ける
【普段から気を付けること】
①水を飲める場所を増やす
腎臓を悪くしないためにはとにかく水分を取ることが重要です。うちは今は5箇所にしました。腎臓が悪くなる前から水をよく飲むように慣れさせておきましょう。水とエサは離して置く、飲まない場合は器をかえる、温水にする、流水になる機器を買う等で対応
②水を飲まない猫にはウェットフードを与える
水をなかなか飲まない猫もいるので、そういう場合はエサで水分をとるようにする
③急に水を飲む量が増えて尿の量も増えた
多飲多尿の症状です。腎臓が悪くなって水分が吸収できなくなったため常に脱水症状になっています。喉が渇くので水をたくさん飲むけれど吸収されずに尿として排出されています。それでも水はたくさん飲まないといけないので飲みやすくするように気を付けてあげましょう
④体重のチェック
猫の種類にもよりますが雑種のメスなら5キロ前後が理想体重です。(オスはもっと重い)
定期的に体重を計ってエサの量を調節したり異常に気付けるようにしましょう。体重が急に減った場合は注意。体重の計り方はまず自分だけで体重を計り、その後に猫を抱きながら体重を計ればその差で猫の体重がわかります
(猫+自分)-自分=猫の体重
⑤エサは体重から必要カロリー計算して一日にあげる量をちゃんと決める
エサの袋などに体重ごとに必要なグラム数が書いてあります
エサによっても変わってきますが体重5~6キロの猫で一日200キロカロリー~250キロカロリーが必要です。カリカリだと55~70グラムくらいでそれを3回、4回に分けてあげましょう。
エサの量を決めてあげると猫の異常にも気付きやすくもなります
⑥小便、大便のチェック
うちは月木にペットシーツを交換しています。同じ頻度で取り換えることで異常に気づきやすくなります。小便の量が多くなったら腎臓に異常が出た可能性があるし、少ない場合は水分が取れてない可能性があります。
大便は毎日一回することが望ましいです。便秘気味になったり乾燥した大便が出る場合は水分が吸収されてなくて脱水症状が出ているかも。下痢のときも体外に水分が出てしまうので腎臓にはよくないです
⑦嘔吐頻度
猫は嘔吐しやすい動物ですが、やはり頻度が高くなったら一度病院で検査を受けることをオススメします。嘔吐した場合も体から水分が失われるので脱水に気を付ける
⑧ブラッシングなどで無駄な毛をとってあげる
毛づくろいで食べる毛の量を減らすため定期的にしましょう。オススメはファーミネーターです。結構高いですがかなり無駄な毛を取ってくれます。注意点は怪我をする可能性があるので肌に食い込むような力は絶対入れないようにすること。あとはニセモノ(粗悪品で怪我をしやすい)が多いようなので安いからといってネットでは買わないようにすることです
⑨コタツは使わない
猫が入ると水分が失われて腎臓によくない
⑩猫用のエサ以外は与えない
猫は毒になる成分が多いので人間の食べ物や他の動物の餌はあげてはダメ。放置しておいて食べられる場合もあるので要注意。猫用かつおぶし等もあげすぎない
⑪植物には気を付ける
猫が食べると毒になる植物はかなり多いです
観葉植物を置きたい場合は必ず「猫 植物の名前」で検索し安全かどうか調べましょう
わからないものは置かない
落ちた葉を食べたり、植物がつかっていた水を飲むだけで臓器にダメージがあったり最悪の場合亡くなってしまうこともあります
【腎臓が悪くなりだしたら】
①水をよく飲める環境を作る
飲む箇所を増やす。ウェットフードにする
②動物病院で点滴をする
③慢性腎臓病用のエサに変更する
ただし筋力がつきにくくなるために獣医と相談してエサを決めるといい。身体にいいエサをなかなか食べないよりは好きなエサをちゃんと食べた方がいい。体重が減らないようにしたい
④よく寝るようになるのでゆっくり休ませる
⑤YouTubeで「猫 腎臓病」と検索すると動画がたくさん出てくるので役立ちます(獣医さんもあげてくれてます)