やませまみの冒険日誌

お母さんお母さん！



野良ロボが捨てられてたんだ！




飼いたいな 　　　　　　　　　　／捨ててらっしゃい！！＼　　　　　　　　　　　　　　　　　／お願い＼



ダメダメ！うちにそんな余裕はないのよ！


ねぇいいでしょー？名前も決めてあるんだよぉ～


ダメなものはダメです！



名前はねえ。ナデガタにしようと思うんだ～


えっ…。なで肩…？
し、仕方ないわね～。あなたが面倒見ること！いいわね！




ヤタタタタタタタ！ヤタァ！
フ…お前はもう飼っている…（Ｋンシロウ風）





それから二人はいつも一緒に遊んだ





たまには一緒にイタズラをして…





見つかって…






怒られて… 反省して…




それでも次の日には忘れて遊ぶ、そんなある日





「マミチャン、オキテコナイ」



「オカアサン、ドウシヨウ」



あらあら、風邪をひいたみたいね。
それじゃあ、あったかいスープを作りましょうか


すぐに元気になるわよ～。お母さん特製だからね！


「アッタカイスープ…」



そして…



オラーッ！まみちゃん復活じゃー！

「オラ！フッカツ！」

イエーイ！スープ、イエーイ！




今日は虫取りだ虫取り！

「タノシイナー　ウレシイナー」

「マミチャン　イッショ　タノシイナー」





～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～



楽しい月日はあっという間に流れて…



～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～




「マミチャン　キョウハ　ナニシテ　アソブ」



…フフ…そう…だね…ｺﾞﾎ



「ゲンキ　ナイネ」



…体調が…悪い…みたい…





「オカアサン、オカアサン　マミチャンガ」



「？」



「オカアサン？ドコ？」





「ア、ソウダ！アッタカイスープ　ツクルヨ！」



「アッタカイスープ　ノメバ　マミチャン　ゲンキ　フッカツ！」




「スープ　ドウツクル…？」ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ




「デキタ　マミチャンマミチャン　スープデキタ」


「マミチャン　マミチャン」


「？」





「マミチャン　ウゴカナイ」



・・・・・・・・・




「スープ　サメタ　ツクリナオシ」



「アッタカイスープ　ノマス　マミチャン　ゲンキデル」



・・・・・・・・



「キノウカラ　マミチャン　オキナイ　ナニモ　シャベラナイ」


「アッタカイスープ　ツクル　マミチャン　ゲンキデル」



・・・・・・・・・・



「スープサメタ　ツクリナオシ…」






・・・・・・・・・・



「ネエ　マミチャン」

「オキテヨ　アソボウヨ　ウゴイテヨ」





・・・・・・・・・・・









～２日後～










ん…うう…体がだるい…

ｷｮﾛｷｮﾛ　あれから数日経ってる…風邪で寝込んでたのか



「マミチャン　マミチャン」

「マミチャン　オキタ」

「ヌルイ　オユデ　オキタ」




（…、そうか、看病してくれてたのか…）

「そうだ！ぬるいお湯で完全復活ッ！」


～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～



「ただいまー！」
「ア、オカアサン」

「町内会の旅行中元気してたかー！」


「もりもりさ！」
「モリモリ」


「おうおう元気じゃの、じゃあ晩御飯にしようか」（冷蔵庫ｶﾞﾁｬ


（げげっ…）





「・・・・・・・・・・・・・・・・」（ﾆｯｺﾘ


「ははは・・・」（苦笑い




「冷蔵庫カラッポじゃない！何したの、まみーー！！」


「わー！ごめんなさーーい！」





「フフ…タノシイナー」




おわり












おまけ

この日誌を書こうと思ったきっかけになったのに
お話ができた頃にはボツになったかわいそうな写真