この物語は人気上昇中の「異世界もの」をドラクエ風に執筆したものです
実際の設定や仕様とは異なる場合があります
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つん、つん、つん
「痛いっ痛い!」
目を開けると、そこには文鳥がいた
『ぷー?』
軟体のようになっていたプルーンも私の声でおきたみたい
(あれ?何か付けてる)
よく見ると足に何か結ばれていたので取り外してみた
「手紙?」
差出人は大臣さんで昨日の品物のことについて書かれていた
(ごくり)
良くない話なのかと読みすすめたけど違ったようで、ある人の所へ出向いてほしいみたい
「プルーン、出かけなきゃいけないみたい」
『わかったー』
「ごめんくださーい」
私が訪ねたのは街はずれにあるパルミドさんがいる研究所
扉が開くと、少し老けた印象の男の人がでてきた
「どなたかね?」
「あのっパルミドさんですよね?私、大臣さんに頼まれて来て・・」
「ふむ・・君がサクラさんなのか。入りなさい」
中に入ると資料なのか本が積まれ、良くわからないものも見えた
テーブルに向かい合うよう座るとパルミドさんは話しはじめた
「実は君のスライムが見つけたのは聖物と思われていて多くの可能性を秘めている」
「聖物・・・ですか」
「長い間、存在の噂あれど実物が発見されなくてね・・・」
「それをプルーンが?」
「おそらく・・・な。調べてみたが興味深い結果もでている」
「どのようなものですか?」
「説明するのは、まだ無理だ。確信まで至るにはサンプルが足りない」
「そうですか・・」
「そこで・・・よかったら探すのを引き受けてくれないかね?」
「えぇー??」
「なぁに。サクラさんの旅の拘束までするつもりはない。見つけたら、の話だ」
(それなら気楽だけど・・・)
「プルーン? 同じのわかる?」
『ぷぅ?ここにはないよー』
「違う、ここじゃないとこ」
『ぷぅー?』
プルーンは、もぞもぞ動いている
(わからないのかな?)
「ごめん、無理しなくていいんだよ?」
『探すよー。でも分からない』
パルミドさんに向き直ると察したように口を開いた
「どうやら近くにないと分からないようだね」
「たぶん・・・ですが」
「それなら各地を見て回るうちに分かるかもしれないだろう」
パルミドさんの所を後にすると、これからの行先について考える
「せめて手がかりがあればいいのに」
行きたい場所でいいのなら候補はあるんだけど・・
どん!
思いふけっていると誰かとぶつかってしまった
「きゃっごめんなさい。少し考え事をしてて・・・」
「こちらこそ、ごめんなさい」
そこには軽装な身なりの少女がたっていた
「えっと・・・冒険者さん?」
「うん、そうだよ。私はアテナ!あなたは?」
「サクラです。あ、この子は友達なので・・斬らないでください」
自己紹介をしつつプルーンを紹介する
「大丈夫!その使役具が見えたからね。ところで何を悩んでいたの?」
アテナさんに事情を説明する
「なるほどねぇ・・それなら地下街なんてどう?」
「地下・・ですか」
「あそこは情報もそうだけど物も集まるの。手がかりがあるかもよ」
「そうですね・・行ってみます。ありがとうございました」
そう言い残し歩きだす
「ちゃっと待って!君一人や危ないよ」
「え?プルーンがいますから平気ですよ?」
「あーー・・道中はそうかもしれないけど・・・」
「?」
「とにかく!行くなら私もついていくからね」
「それは心強いです。よろしくお願いします」
何か理由があるのだろうけど一緒なのは頼もしい
「そ・れ・と。年も近いみたいだし・・かしこまらくてもいいよ?」
「え?でも・・・」
「い・い・の!サクラも気楽じゃない?」
確かに気疲れするよりはいいかも
「そう・・・だね。よろしくアテナ」
そうして私アテナと一緒に地下街へ向かって進みだした
プルーンはさっそくアテナの肩にも飛び乗ってはしゃいでいる
にぎやかになりそう
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続く?