土用の丑の日ってことで、
晩飯にウナギでもと仕事帰りにスーパーへ立ち寄った。
最近うだる暑さのなか仕事がハードで休みも延びて延びてバテ気味だ。
ここらでスタミナ付けて乗りきろうじゃないか。
ところが値段高くて手が出ねえ!!
十数年前にゃ、ジャ*コで冷凍の中国産のやつ、
カレイや赤魚の切り身と一緒に山積みされて、
ひと切れ100円で売ってたんだぜ?
それが今じゃ、1,480円て!
中国産でも880円て!
こんな値段じゃ、うなぎ屋で食ったほうがいいや。
もう庶民が気軽に口にすることができない高級魚になっちまいやがった・・・。
ウナギは諦めて、牛レバーとニラをカゴに入れた。
今日の晩飯はレバニラじゃ。
ウナギに負けないくらいスタミナ付くじゃろ。
現実にはウナギは食べることができなかった。
ドラクエでくらいウナギをと、さっそくウナギを釣る。
二匹ほど釣り上げて満足。
さて、これを調理してもらわにゃならん。
調理といえば、調理ギルドだ。
一路オルフェアへ―。
「蒲焼にしてください!白焼きは嫌です!」
調理職人さん達に呼び掛けるも、ギルドマスター含め誰も見向きもしない。
うむ、調理ギルドのレシピにウナギ料理がないらしい。
ここは諦めて、別の場所で頼むことにした。
ウナギ料理といえば和食。
和食といえば・・・カミハルムイの酒場だ!
あそこの膳に、確か美味そうな魚料理が並んでいたな。
一路カミハルムイへ―。
カミハルムイの酒場で蒲焼を作ってもらおうと頼む。
だが酒場の紹介人、反応なし。
酒場の料理って誰が作ってんだよ?
奥に厨房でもあって、そこでおばちゃん達が作っているのか?
週末だもんで、ワイワイ飲み会している方達が居た。
若い人らはええのう・・・居酒屋で飲み会か。
カミハルムイの酒場を諦めて、次はどこに頼もうか考える・・・。
!!
そうだ、あのレンダーシアにあった、ガキだけの町だ!
あそこの生意気な小娘が使い魔に、ケーキやらなんやら作らせてたな。
ムッチーノだったっけ?
やつなら、ウナギの蒲焼くらい朝飯前だろ!?
そう思い、一路セレドの町へ―。
あの使い魔を呼び出してくれ、これで蒲焼作ってもらってくれ。
だが、小娘は氷のような冷たいまなざしでこちらを見る。
・・・・。
あっ!
そういやあの使い魔、こないだ魔人と一緒に片付けたんだった・・・。
ウナギ食いてえ!
その一心で、こんなしょうもない記事を書いてしまった・・・。
水産庁よ!庶民が気軽に食べられるよう、
早くウナギの養殖技術を確立させてつかあさい。