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大地の代弁者

タケオ

[タケオ]

キャラID
: BO442-236
種 族
: ドワーフ
性 別
: 男
職 業
: 旅芸人
レベル
: 106

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タケオの冒険日誌

2015-10-18 21:26:20.0 テーマ:釣りじまん

秋刀魚

 
夜になると虫の声がにぎやかに響き、
ススキやセイタカアワダチソウが風になびく。
中秋の名月も秋の彼岸も過ぎて、いよいよ秋が深まってきた。
 
秋といえば、スポーツだの読書だの芸術だの、
恋の季節だのいろいろ言われるが、
自分はやっぱり食欲の秋!!
食べることが何よりも好き。
本当は寝ることが一番好きだけど、
こと秋に関しては、実り豊かな山の恵みを中心に、
美味いものがたくさん出回る。
  
そんな秋の味覚、
日本人なら大多数のひとが真っ先に挙げるであろうものが、サンマ。
   
太平洋を回遊する細身の体の青魚。
この時期日本近海に大量に現れ、脂が乗って旨い時期とされる。
北海道は釧路や根室、三陸海岸では大船渡に女川など、
この時期旬の大量のサンマが水揚げされる。 
 
アストルティアでは年中釣れる。
手軽なのがミューズ海岸あたりだろうが、
南国の雰囲気がサンマに合わないので、
寒々としたゲルト海峡でこれを釣ることにした。
結果、キングサイズが連続で釣れるという快挙!
やっぱ今が旬だわ。
 
 
釣ったサンマを調理してもらわにゃならん。
料理といえば、やっぱり調理ギルドだ。
オルフェアの町へと飛び、さっそく調理ギルドへ――。
 
サンマを調理してもらおうと来てみたものの、
マスター含め、そこに居た調理職人さん誰も見向きもせず。
チャーハンか?チャーハンだな?
誰も彼もフライパンでなんか忙しげに炒めている。
デジャブだ!
魚料理のレシピ自体、このギルドには存在しないようだ。
   
次いで訪れたのは、王都カミハルムイにある酒場。
ここの座敷に、美味そうなサンマの塩焼きが並んでる。
そうだよ、サンマは塩焼きだよ。
やっぱり本場で調理してもらうべきなんだよ。
 
塩焼きにしてもらおうと、酒場スタッフにサンマを出すも、
やっぱり相手にしてもらえない。
さっさとその生臭そうなのしまいなさいよ!
そう言いたそうな顔でこちらを見やる。
 
食材の持ち込み調理はお断りか。
釣り人がよく割烹や寿司店に自分が釣ったの持ちこんで
調理してもらうって話をよく聞くんだけど、
あれは常連にしかしないサービスなのかね?
 
よくよく考えれば、塩焼きくらい自分で作れるわな。
サンマは内臓とる必要ないから、さばく手間もない。
七輪があれば、それでいい。
そういえばフレンドの家に七輪あったな。
   
餅をどけてくれ。
家人不在なのに、餅が焼かれていた。
これはコンシェルジュのおやつだろうか。
しかも脇にケーキがある。
ここでサンマ焼いたら、ケーキにその臭いが移る。
そもそも室内で七輪でサンマを焼くのはダメだ。
リンナイの煙が外に出ないグリルでもなきゃ・・・。
 
-----
 
秋のうちに、冒険日誌なんか書こうと思って、
またくだらないものを書いてしまった。
ウナギのときの使い回しのようなものだけど・・・。
 
あ、そうだ運営さん、サンマの七輪の庭具を追加してつかあさい。
ついでに松茸の七輪と、イモ焼き落ち葉の焚火も。
月見も終わってしまいって、お月見セットしまうと、
秋っぽい庭具が紅葉の木しかないからさ。
 
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