"持つべきものは友"。
ずいぶん前にも、そんな日誌を書いた覚えがある。
先日また、まったく同じことをしみじみと感じた。
古くからのフレンドのひとりが夜中にチャットを飛ばしてきた。
「ルナナ像もってましたっけ?」
自分がルナナ様大好きなことを知っていたフレンド。
こないだ試練ツアーに連れ回されたとき、
ルナナ像が欲しいみたいなことを自分が言っていたのを、
覚えてくださっていたようだ。
なんでもサブが福引で当てたそうで、
不要なので、もしまだ持っていなかったらあげますよと。
ルナナ様の像、そりゃあ喉から手が出るくらい欲しいけどもさ、
バザーでもそこそこの相場で取引されている代物。
いくらなんでも、タダでポンってもらうわけにはいかないだろ!
このフレンドさん、かなりのヘビーユーザーで、
自分の知ってるプレイヤーのなかでも、
真っ先にレベル・特訓フルカンスト達成。
ショップ導入当初から課金アイテムにも敏感で、
最速で"おしゃれマスター"の称号もゲットしていたし、
どんぐりベビーをチクチク倒して素材をチマチマ集めていた自分に、
実はお金けっこう持ってるから気にせずどうぞみたいな感じで、
カチコチくるみを無条件でどっさりくれたりして、
その太っ腹ぶりに驚いたものだった。
そんなフレンドさん、当然 早い段階で億万長者になっていた。
住宅村が実装された直後にグレン草原の一等地を早々と手に入れていたが、
レンダーヒルズが実装されると、すかさずそこへ移住なされた。
自分の知り合いでは、ヒルズ族、おそらくこのフレンドさんただひとり。
先日、そのセレブリティなお宅を拝見させてもらった。
外観は豪華だけども、中は意外と質素だった。
だが、その理由がまた凄いもので、
課金ショップのランクを最高まで上げてもらえる、
家キットをゲットしてからインテリアを考えるのだとか。
なるほど、この家は仮住まいってことだ。
すげえなあ・・・とため息をついた。
キラキラしたモビールやら、サーチライトやら、
三姉妹のなんかパラシュートやら、ケーキに花火ブッ刺したやつやら、
やたらゴテゴテしてハデで賑やかしい光モノで庭を固めるひとが多いなか、
庭もシンプルで質素だった。
稲荷神社の鳥居よろしく一直線に並んだアサガオのアーチが。
そのアーチをくぐって、往復して駆け抜ける。
涼しげな風鈴の音が心地いい。
いや、まだ寒い季節なんですけどね。
確かリアルで宮城あたりにお住まいだったお方。
仙台といえば七夕祭、七夕といえばアサガオ。
セレブといえど、無意識に地元愛がにじみ出たに違いない。
・・・で、ルナナ様の像、結局いただいた。
ああ、この蔑まされ虐げられている感がたまらない。
これで大好きなダストン様とルナナ様が自宅に同居!
なんて夢のような光景だろう・・・。
あと、ポツコンとアーニアちゃんの像があれば言うことナシなんだけどな。
まあ・・・出やしないだろうが。
タダでもらうわけにはいかない。
バザー相場のお金をあげても、
このフレンドさんにとっては、マルカワガムくらいの価値。
とりあえず、福引でボスコイン当てたら譲渡しますと約束した。
まあボスコインだって、バザーだと同価格くらいなんだろうが、
魔人だのモグラだの自分が引いても、豚に真珠なので、
このフレンドさんに役立ててもらった方がいい。
ルナナ様の像も、そういった理由でくださった。
・・・ただ、ボスコイン、とんと当たらないのよね。
最近、オーグリードで三等以上まったく当たらない。
三等以上は、大抵ガタラで金塊50個とか金貨20枚とかなのよね。
まあフレンドさんには、期待しないで待ってもらおうと思う。
持つべきものは(リッチな)友だなあ。