職業クエストで入手した専用装備品。
無錬金のまま、ずっと持ち続けていたが、
この職のレベルもとうとう80台後半に。
レベル30台で装備できる、その装備品、
いい加減なにか錬金付けて装備したい。
せっかくクエストで手に入れた装備品を、
捨て値でバザーに出したくはない。
どうせなら自分で装備して、きっちり使い込んで、
結晶化して有効に消化したい。
以前はチームメイトやフレンドに頼んでいたけれど、
その方たちが、あまりインしなくなり、
郵便で装備品と素材を送ってお願いしてもいいけれど、
それが郵便箱を圧迫する迷惑な行為なんだと判り自粛。
そこで、プレイし始めた頃のように、
見知らぬプレイヤーに依頼することに。
ギルドで勇気だして呼び掛けてみたものの、
皆、己の仕事で忙しいようで反応してくれず・・・。
仕方なくミーバースのコミュニティに投稿してみた。
場所と時間を明記して、錬金してくれる方を待つ。
ランプ錬金ギルドの入口脇、
ジャグリングしてるニイちゃんの脇で座って待つ。
ギルド前にルーラストーンで降り立つひと、
正面の駅舎からまっすぐ走ってくるひと、
その都度、「おっ!」ってなるが、
皆、自分をスルーしてギルドに入ってゆく。
ううむ・・・ミーバース、皆あまり見てないのかな?
すっかり夜が更けて、カジノのネオン輝くラッカラン。
ひとりも観衆居ないなか、黙々とジャグリングするニイちゃんと、
じっと錬金してくれる方の到着を待つドワーフのおっさん。
寂しい、とても寂しい画となった。
ひとの姿を見るたび、「!」ってなるが、
スルーされて、その都度ため息。
チャット音がして「声掛けられた!?」と、反応するが、
「**の錬金が大成功した!」が賑やかに聞こえてくるだけ。
土曜の昼間って、意外とプレイしているひと少ないのね。
まあ、土日休みのひとは出かけますわな。
40分ほど待ったけれど、ミーバースにも何の反応がなかった。
プレイしながらミーバースのぞくひとも居ないだろうし、
あれ見て、ログインしよう!ってひとも居ないだろうし錬金は諦めた。
皆サブキャラとか作って、道具制作から装備品制作、
そして錬金に至るまで自己完結しちゃうんだろうが、
自分はこのメインキャラオンリーだから、他人に頼らざるをえない。
以前はもっとこう、錬金依頼に限らず、
レベル上げとか、クエストのボス討伐とか、
周りのプレイヤーに呼び掛けして、それに応じることが、
ワイワイと、そこここであったもんだけどなあ。
寒い時代になったと思わんか・・・?
陽もすっかり昇った娯楽島ラッカラン。
賑わうランプ錬金ギルドを後目に、
ひとり寂しく立ち去るドワーフのおっさんだった。