「おめでとうございます、ご当選されました!」
クッソ怪しい手紙が届いたのはいつのことだったろうか。
懸賞商法というか懸賞詐欺というか、
リアルでこの類のDMが届いたら即破り捨てるし、
メールが届いたら、開封せずに削除する。
なのでこれもロクに読みもせずに削除していた。
たまたま入ったグランゼドーラ城下町の宿屋。
見馴れない怪しい野郎が突っ立ってやがる。
リンクスとかいう名の、その怪しい野郎。
話しかけてみたら、先の怪しい手紙のことを喋り出した。
そうして当選した品が巷で話題のメガルーラストーンだと判る。
最初っから手紙にそれを明記してろよと。
ところが、その案内係のリンクスが、どうにも胡散臭い。
「私のオフィスへ行く準備は整いましたか?」
こんなことを訊いてきやがる。
これはもしかしてボス戦か何かあるのか?
はたまた別マップで面倒な作業でも待ちかまえているのか?
どうにも気乗りしないし、電車や馬車,バンリィちゃんを駆使すれば、
メガルーラストーン、取り急いで必要だとも思えなかったし、
さらに数ヶ月放置。
ところが先日、フレンドに合流する際、
そのフレンドが所有していたメガルーラストーンを借りてみた。
これは便利だ!
そういうわけで、あの胡散臭いリンクスの元へと向かった。
薄暗い怪しいオフィスへと連れて行かれる。
そこですぐに手渡されるメガルーラストーン。
警戒していたものの、なんのことはない、すぐにゲットできた。
安心したのもつかの間、不良品なようで起動しない。
リンクス曰く、仕上げができていないとかなんとか。
仕上げに必要なルラムーン草なるものを取って来てくれと頼まれる。
ちっ・・・けっきょくまた使い走りかよ!
ルラムーン草が生えるのはセレドット山道の洞窟らしい。
しかも夜にしか咲かないとかなんとか。
近所に用事があるときのついででいいや・・・。
そうしてまた数日放置して、セレッドット山道へと行く用事ができた。
チームクエストに「スライムベホマズン討伐」が登場。
スライムベホマズン狩ったついでに、ルラムーン草とやら取ってくるか。
偽セレドの町の南。
切り立った崖の下に、スライムベホマズンが徘徊するエリアがある。
シールドこぞうに扮したドワーフ、コッツォさんが守っている花畑のある場所。
ここで、スライムベホマズンを狩る。
コッツォさんに叱られるので、花畑を踏み荒らさないように注意するも、
スライムベホマズンがずいずいと花畑へと押してくるわ、
サポート仲間が容赦せずにメラガイアー放つわ・・・。
すまん・・コッツォさん、花は全滅じゃ。
スライムベホマズン討伐を終え、ちょうど陽が落ちてきた。
このまま、ルラムーン草を取りに向かう。
セレドット山道北部の洞窟としか伝えられていない。
ここら辺りだろうな・・・地図でおおよその場所を予想して向かう。
真レンダーシアへと移動して、北部の洞窟を目指す。
途中、ブランマトックさんと小競り合いしながら、
青く輝く美しい洞窟の光景に思わず立ち止まる。
これはイタリアの青の洞窟をモデルにしたな。
ルラムーン草をゲットし、リンクスの元へと戻る。
またあの薄暗い怪しいオフィスへと連れていかれ、
メガルーラストーンの仕上げが終わり、きちんと完成。
リンクスに言われてさっそく使うと・・・。
突然のボス戦。
聞いてねえよ!
なんの準備もしてねえよ!
これはあれだ、ザ・ホール!
ラッカランのササラナさんに頼んで装備袋を拡張しようとしたら、
いきなりツボのなかに入ってボス戦になり、
あのときも予想だにしなかったボス戦、
サポートも付けずひとりだったから瞬殺され、
人ごみの中、むくろとして転がってしまった苦い思い出が蘇る・・・。
リンクスてめぇ!
一度ならず二度までも!!
途中、ミニマム食らってやばいと思ったが勝つことができた。
ただ、勝ったのに意識朦朧とする主人公。
そして聞こえてくる、リンクスのものとおぼしき怪しい独りごと。
ルラムーン草の魔力が強過ぎただのなんだの釈明するリンクス。
メガルーラストーンをゲットしたものの、なんだか釈然としない。
やっぱりイケメンは好きになれない。
さあ、これで世界中、この石ひとつで自由に行ける!
そう思っていたら・・・メガルーラストーン、
五大陸&レンドア・ラッカランの町と集落にしか飛べなかった・・・。
レンダーシアや各ダンジョンなどは、これまでどおり、
バンリィちゃんや馬車を使わなきゃならない。
それでも、町や集落を登録していた石を書き換えできるようになり、
だいぶ快適になったのは言うまでもない。
鉄道は利用しなくなるな・・・。
たまには駅員さんを見るために、鉄道も利用せんとな。
ガタラ駅の駅弁売りの女の子とか。