Ver.2鋭意進行中。
グランゼドーラ城の占い師のおネエちゃんの導きで、
次の行き先がメルン水車郷と判って、さっそく行った。
水車小屋にはひとりの老人。
腰を痛めてどうのこうの、
若い頃よく通った温泉へ湯治に行きたいけれど、それもままならない。
せめてその温泉の湯の花でも・・・と調達をお願いされる。
老いぼ・・老人の口から「温泉」というワードを聞いただけで、
ついに、この時が来たか・・・と、頭のなかでため息をつく。
そう、あれは一年半くらい前のことだったろうか。
なにかのクエストで、真のコニウェア平原を訪れていた。
初めて来た場所だったので、地図を見ながら探索する。
すると見馴れない地名が目に付いた。
「モンセロ温泉郷」
こんな場所、偽レンダーシアにはなかったはず。
アズラン以外にも温泉があるんだ!
これは行ってみらんにゃ!
一路モンセロ温泉郷なる場所へ行こうとすると、
そこへと続く道が関所のようになっていて閉ざされていた。
そして、その門には闇のもやがかかっている・・・。
試練だな・・・そう判った。
ビッグモーモン,ブラバニクイーン,アイスゴーレム,etc・・・。
それまで試練のボスは順調に撃破してきた。
ここも難なくいけるっしょ。
なんの躊躇もなく突撃したら・・・。
バンバラバンバンバン・・・
バンバラバンバンバン・・・
バンバラ・・・バ・・・
・・・ン・・・
フレイムのゴレンジャーに、あっと言う間に全滅させられた。
なんだコイツら!
ひっきりなしにヘイト状態になるわ、魅了に見とれに頻繁な全体攻撃。
こんなの勝てるわけがねえ!
いずれ訪れることになるだろうが、今はまだ行く必要ないからエエか・・・。
以来、この門に近づくことはなかった。
しかし、ついにこの時がやってきた。
モンセロ温泉郷へと行かなきゃならない。
行くには、あのフレイム秘密戦隊と戦わなきゃならない。
自分も前よりは強くなっているはず・・・戦えるかもしれない。
だがあのとき、なす術ないまま全滅させられた恐怖が蘇る。
だめだ・・・やっぱりひとりで行くのは怖い。
これは日を改めて、フレンドに加勢を頼もうじゃないか。
困った時のフレンド頼み。
そうして、そのときがやってくる。
フレンドから、お宝の写真ツアーに誘われる。
4人集まって各々写真を持ち寄りワイワイとお宝探しに励む。
これ得意なのよね!
そう意気込んでいたものの、いつも自分だけ見当違いの場所へと先走る。
今回ダウンジングマシンの調子がよろしくない。
そんななか自分の誘ったフレンドが軒並み発見する。
さすが土竜目のお宝ハンターと自ら肩書にしてるだけある。
お宝ツアーを終了し、すかさずモンセロ温泉郷へと招集をかける。
事前に声かけておいて、皆快諾してくれていた。
みんな強いから自分はこのままでもいいか・・・。
ホイミの回復力がアモールの水以下の僧侶のまま、
フレイム秘密戦隊との戦いに挑む。
決戦を前にフレンドのひとりが色々とレクチャーしてくれる。
うんうん・・・ありがてえですが、いざ戦いになると、
しっちゃかめっちゃかになって、そげん冷静に頭が回らんとです。
自分ひとり身ぶるいしていたが、フレンド達はリラックスムード。
まあ試練ツアーとかで毎週のように倒してりゃ屁でもないですわな。
そんなこんなで、いざエレメンゴレンジャーとのバトル!
わらわら迫りくるヤツら!
僧侶だったので、ベホマラーとかフバーハとかやってたが、
賢者やってたフレンドさんが、ほぼやってくれるので、
自分の立ち回りは補助の補助。
激戦のなか、アオレンジャーに見とれてしまう。
モモレンジャーならまだ解るが、アオレンジャーとはどういうこった?
俺は子どもの頃 観てて、キザなアオレンジャーが一番嫌いだったんだ。
地味なミドレンジャーが一番好きで、ゴレンジャーごっこでも、
「ミド!ブーメランッ!!」って、ミドレンジャーやってたんだぞ!
それがなんで、こともあろうにアオレンジャーに見とれなきゃ・・・
え・・!?
見とれ状態が解け、気付けばキレンジャー一体になっていた。
おいおい、どういうこった。
最後残ったキレンジャーもめった打ちにされて昇天。
「おいどんはカレーが好きですたーーーい!」
そんな断末魔が聞こえてきた。
あんなに恐れていたエレメン軍団に圧勝。
フレンドの強さの方がちょっと怖く感じた。
しかしおかげで、モンセロ温泉郷への道が開けた。
一年越しに、ようやっと行くことができる!
手伝ってくれたフレンドに感謝。
水車小屋のジイさん、待っとけよ!
管理小屋のネエちゃんから、湯の花もろうてくるけん。
しかし・・・温泉に入って驚愕するのだった。