インしてチムクエと郵便を確認したら、
真っ先に飛ぶのはレンドア北にある道具鍛冶ギルド。
今日もまた、いつものようにレンドアへ行くと――。
何事!?
人、人、人、人だかり!!
すべて表示できないくらいの無数のプレイヤー!
あちこちで絶え間なく白チャットが飛び交っている。
大規模なフレンド募集の集会だ。
すぐに広場を確認してみると、なるほどテンの日のイベントか。
フレンドが欲しいひとは、「フレンド募集中」のアイコンを付け、
目印のカメレオン傘を持って集まれってことだった。
まあ自分はフレンド募集しているわけでもないし、
現状のフレンドさんで満足しているので関わりのないことだな・・・。
人混みをわけて、道具鍛冶ギルドへ向かう。
その途中、おもむろにフレンド申請が!
え!?
申請する相手を間違ったんじゃないの?
もしかしたら本当に自分を選んでくれたのかもしれない。
だとしたら無碍に断ることもできない。
ちょっと悩んだが受けた。
相手を探す。
自分がライトプレイヤーだということを伝えなければいけない。
ヘタっぴだから、コインボスも常闇も邪神も参加できない。
それでもいいのなら喜んで。
そう伝えたかったが、見つからない。
諦めて道具鍛冶ギルドへ入る。
今思えばフレンドになったのだから、
個別チャットでそれを言えば良かったんじゃ・・・と思うが今さら遅い。
外でプレイヤーでごった返しているせいで、
重くって思うように鍛冶ができない。
こりゃ今日は生産できないな・・・。
マスターへの納品だけにとどめておく。
今思えばサーバー変えれば良かったんじゃ・・・と思うが今さら遅い。
次に釣り老師の元へ向かう。
鍛冶が終わると魚の納品に向かう。
いつものルーチン。
だが、レンドア南に着くと、ここにも人、人、人だかり!
こっちでも開催されてたんかい!
ふとインしているフレンドを確認する。
!
先生がサーバー21のレンドアにいらっしゃる!
フレンドのひとりが、さっきまで自分の居た同じ場所に居ることを知る。
これは直接お会いしなければいけない!
人ごみのなかフレンドの捜索を開始。
どこに居るかな~。
名前で見つけようと目を凝らしながら人混みをぬってゆく。
しかし、なかなか見つけられない。
人混みぬって、ときに美尻に見惚れ捜索を続ける。
ううむ・・・名前で見つけるのは困難だ。
ここは変態的な格好をしたドワーフに絞ろう。
変態ドワーフをみつけて名前を確認した方が早い。
しかし、愉快なプレイヤーが多い。
個性的なドレアで自己主張するひと。
シャイなのかな?少し離れた場所でたたずんでいるひと。
フレンド欲しいというよりも、目立ちたがり?
パフォーマンスしているひとたちも。
相変わらず白チャットが飛び交う。
みんなフレンドに飢えているものなのね・・・。
自分は特異なプレイスタイルなので、
逆にフレンドになってくれる方に申し訳なく思うことがある。
なので自分から申請するってことはほとんどない。
今居るフレンドさんで満足しているし、
あまりご一緒できない方々にも申し訳ないと思う。
さらにフレンドが増えてしまうと、
またお付き合いがおろそかになってしまう・・・と危惧する。
だからといって来るものは拒まず。
変態フレンド捜索中に、何件かフレンド申請をもらってしまい、
やはり無碍に断ることもできないので全て受ける。
ようやっとフレンドを発見。
まごうことなき変態だった。
このフレンドさん、お祭り騒ぎの光景を楽しむために訪れていた。
隣に座って雑談しながら、自分もこの光景をしばし楽しむ。
周りが必死にフレンドの呼びかけをするなか、
二人して白チャットで変態トーク。
いや、下ネタではないけどね。
仲間うちでしか解らないようなそんな会話。
そんななか興味を持ってくださったのか、
ひとりのドワーフさんが自分らの近くに!
ドワーフを5キャラ作っているという、
ドワーフ愛が尋常でない、この方ともフレンドに。
変態フレンドさんも既に数人から申請されていた。
二人ともあまり上品な日誌を書いていない。
それぞれが日誌を読まれ、今日申請してくれたひと、
どれだけ減ってしまうか?
それも見物かもしれない。
さて、今日レンドアにて6名の方とフレンドになった。
きちんと会話してフレンド成立したのは2名のみ。
他の方々へ挨拶しようと思えど、
プロフィールページがフレンドにすら非公開だったり、
あしあと伝言板不使用だったりで挨拶できず・・・。
できればきちんとコンタクト取って、
自分がこんなだって伝えてから、
本当にフレンドOKなのか訊きたいところ。
明日以降がちょっと怖い。