フレンド以外で日誌に「いいね!」してくれた方のお宅めぐり。
住所が判る方に限り、お宅を訪問して畑の世話をする。
畑に何も植えられていなかったり、
花が満開だったり作物が実ってたりで、水やりができなかった場合、
スライムチャイムにメッセージを残す。
昨夜はオルフェア住宅村をめぐっていた。
お世話ができないお宅が一軒。
外にスライムチャイムが見当たらなかったので、
メッセージを残そうと、家のなかへとお邪魔する。
すると・・・!
家主がおられた!
いや・・・他にも人が数名。
こ・・これは、レストランっぽいプレイヤーイベントの会場で、
しかも営業真っ最中に来てしまった!
そういや、家の前の看板にそんなことを書いていたような・・・。
いかん、慌てて武器をしまい、なかまモンスターも引っ込める。
このときに限って、たんすミミックなぞでかいのを引き連れていた。
こんなナリで入店したんじゃ、ひんしゅくものだ。
これは困った・・・。
客として来たわけじゃあないぞ。
イベント告知も見ていないし、だからといって、
そそくさと出るのもなんだし・・・。
とりあえずスライムチャイムにメッセージだけ残して立ち去ろう。
「なにかお探しですか?」
そう思っていると、店の人らしき方に声を掛けられてしまう。
これはもう、そそくさと立ち去ることができなくなった。
事情を説明する。
他にも数件回る予定があったので、
それが終わったらまた来ますと伝え、いったんこのレストランを出る。
回り終えてレストランへと戻る。
・・・が、やはり入りづらい。
しばし庭で座り込んで考える。
やばいな・・・こういうの初めてだぞ。
芋を洗うような、わやちゃか人のいるイベントに加わったことはあれど、
少人数なのは・・・。
しかも、すごくしゃれとんしゃあ店だった。
店の人もおしゃれなウェディのおネエちゃんときた。
わしには敷居が高すぎる・・・。
きっとメニューも読めないんだぜ。
だってお店の名前が、“オルフェア・キュイジーヌ”だもん。
キュイジーヌって何なのか解らない。
フランス語?
加賀丈史が料理の鉄人で叫んでいたので、
料理に関する言葉だろうってのは判るけれどもさ。
・・・・。
また来ますって言っちゃったから、入らないといけないな。
男に二言はない!
マイコーデから店の雰囲気に一番合うような衣装を選び、意を決して入店する。
「おかえり~。」
そう迎えてくれたお店の人たち。
「初めてでシステムが分りません。」
そう言うと、しぐさも交えて懇切丁寧に教えてくださった。
料理を一品注文し、店内でまったり雑談を楽しむとのこと。
なんとなく小腹が空いて、お菓子をつまみたい気分だったので、
そうだ!と、ゴージャスクッキーを注文。
調理ギルドってあんまり用事がないし、
街中にある調理施設を使っているひとも見たことがない。
こうやって調理する光景をじっくり見るのは初めてだ。
クッキー焼いてるはずなのに、
フライパンで野菜らしきものがジュージュー炒められている。
まあ、料理ごと専用の動作なんて設けられませんわな。
「もしかして九州のひとですか?」
クッキーを焼いてくれた店主さんが自分に訊ねる。
チャットの言葉づかいで察知したよう。
あんまり意識しないけれど、お国がばれてしまうものなのね。
この店主さんも宮崎ご出身の方らしく、
なかなかに会話が盛り上がる。
よかった、宮崎は九州で唯一未踏の地だけど、
それとなく知っていて会話ができた。
これが群馬とか栃木,埼玉,言われても、
ほとんど何も思いつかなくて、会話ができなかったかもしれん。
宮崎!
はは~ん、
奥のオーガーのバーテンダーさんの名前が、“ぬくみずさん”なのはそのためね。
そうこうしていたら、看板の時間。
料理受け取ったら、そそくさと帰ろうと思っていたけれど、
なんだかんだで最後ま居てしまった。
スタッフ客そろって集合写真。
初めてだったけれど、なんとなくしゃしゃり出て写ってしまった。
週末だけかと思っていたら、毎晩営業ってんで驚く。
毎晩は無理だけど、またオルフェアを回るとき、
フラッと寄ってみようかな、なんて思った。
何も知らず いきなり来店したにも関わらず、
きちんと対応してくださり嬉しかった。
お店スタッフの方、お客さんの方々、
楽しいひとときを、ありがとうございました。
店の入り口の案内係、“まめ”さん。
ちょうど、そら豆のシーズンなので、それを想像せざるをえない。
そら豆、さっと塩茹でしたやつが最高にうまい。