インしてすぐに、港町レンドア北の道具鍛冶ギルドへと行く。
まずそこで職人活動をするのが毎日のルーティン。
この日もログインし、自宅からレンドア北へと飛ぶ。
まだ画面が黒いうちから白チャットが飛び交う。
やたら重くって、なかなかレンドアの光景が映らない。
ようやく画面が映ったかと思うと、目の前にはすごい人だかり。
何事かと思ったら、テンの日のイベントだった。
数ヶ月前にもあった、フレンド募集のイベント。
フレンド欲しいプレイヤーが、カメレオン傘を装備して集まるってやつだ。
自分はとくにフレンド募集はしていない。
だが、こういったお祭り騒ぎは嫌いじゃあない。
人間ウォッチというか、プレイヤーを観察するのが大好きだ。
ゆっくりと歩きながら、フレンド募集しているプレイヤー達を見て回る。
そうすると、前日タロットコインでご一緒した、エルフのフレンドの姿を発見!
こんな人ごみのなか、表示能力の限界を越え、
近くに居るプレイヤーすら、ろくすっぽ映らないのに、
よくもまあ見つけられたものだ。
エルフのフレンド、カメレオン傘も装備しておらず、
じーっと椅子に腰かけていたが、彼女もプレイヤーの観察中だったのかな?
前日のお礼がてら、少し会話してその場を去った。
それにしても、すごい人!人!!人!!!
ゆっくり歩を進めながら、いろんな人たちを眺めて回る。
たくさんのプレイヤーが思い思いにフレンド募集している。
みんなフレンドに飢えているのね。
そんなプレイヤーたちをしり目に道具鍛冶ギルドへ。
とりあえず、その日の納品を終え、いくつかバザー出品し、
鍛冶を終えて、次は釣り老師の居るレンドア南へ―。
鍛冶の後は釣り老師のところへ行き、その日の依頼の魚をチェックする。
これも一日のルーティン。
しかし・・・レンドア北以上に重い!
こっちがメイン会場だった模様。
南とは比にならないくらいの人の数。
既にドラキーマのフレンド募集のアナウンスは終わっていたが、
それでもなお、フレンド募集のために集まったプレイヤーでごった返していた。
これは凄いにぎわいだ。
6周年イベントのときよりも人が多いや。
到底、全てのプレイヤーが表示されるわけではなく、
少し歩けば、パパパパっと周りのプレイヤーが表示され、
少し向きを変えれば、またパパパパっとプレイヤーが表示される。
同時に、名前だけになったり、消えてしまうプレイヤーも。
白チャットもにぎやかに、もう眺めているだけで楽しい。
フレンド募集しているわけじゃないけれど、
乗るしかない、このビッグウェーブに!
プレイヤー観察のため、レンドア南をねり歩く。
いろんな衣装で、いろんな仕草で、自身をアピールするプレイヤーたち。
なかには、気になるプレイヤーも居たけれど、
シャイなあんちくしょうなので、自分からは声をかけることができず。
しかし人が多いせいで重たいうえに、表示が限界を越えて、
本当に近くに行かないと、プレイヤーが見えない状態。
街中やフィールドで前方からプレイヤーが来ると、
ちょっと避けて衝突しないようにしたり、
バザーや酒場とかで、人とカブらないように立つのだけど、
この日ばかりは、どうにもならなず、誰とカブっていても判らない状態。
そんななか起きた悲劇。
生温かかった・・・。