タケオの冒険日誌

とある日のレビュール街道南。
チームクエストだったかで、バッファロンを狩っていた。　
すると、一匹のバッファロンがのっしのっしと生えているキノコに登りだした！
　
フィールドを俳諧するモンスターが、
壁や岩肌など障害物があるのに、ぶつかりつつ ひたすら歩き続けたり、
通り抜けられない柵や木にハマり、その場で歩き続けたりしている光景は見たことがあるが、
キノコによじ登って行く光景は初めて見た。
　
小さい頃から母によく聞かされた言葉で、
「バカとウジ虫ゃ高登り」って言葉がある。
キノコに登ったバッファロンを見て、そんな懐かしい言葉が甦った。
よだれ垂らしながら力任せに襲い掛かってくるバッファロン、
どうしてもバカっぽく映ってしまう。
　
昔の汲み取り式トイレ、いわゆるボットン便所を知っているひとなら判るだろうが、
便所の底でわいたウジ虫は、なぜか便槽をよじ上って来る。
　
でもって、目立ちたがり屋のバカどもも高いところに登りたがる。
これは成人式で壇上に登るDQNや、ハロウィンで軽トラに登ってたバカ、
祭りになるとしゃしゃり出てくるヤクザなんかが的確。
　
しかしこの「バカとウジ虫ゃ高登り」って言葉、ググってもまったく出てこない。
ちゃんとした故事成語やことわざではないとは分っていたが、
エリア限定で使われるような、ローカルな言い回しじゃ？
なんて思っていたが、まったくヒットせず。
お母んの実家だけで使われていた言葉なのか！？
･･･ジイちゃんが作った？
　 　
王家の迷宮をアナザーも含めすべてクリアした。
これまで様々な魔法の力を与えてくれていた魔人たちが、
迷宮のラストに襲い掛かってくるとは思いもしなかった。
最後のステージの石碑に刻まれた戒めの文言がグッと刺ささった。
王家の迷宮、アルヴァンとカミルさんの話も含め、なかなかよくできていた。
　
ひととおり王家の迷宮をやって、アンルシアのレベルも57に。
レベル60でカンストということなので、いったんここで王家の迷宮はやめて、
破邪の秘技を習得するため、叡智の冠の賢者さまらが準備した試練に挑む。
大魔王との決戦に向けて、超スローだけど着々とストーリーを進める。
　
まずは賢者ブロッゲン様の試練から。
この試練をこなし、その秘技を会得すれば、
アンルシアは勇者として真偽を見極める能力を得られるという。
　 　
試練といっても簡単。
ブロッゲン様の用意したモンスターと戦い、打ち破るだけ。
場所はアラハギーロのモンスター格闘場。
　
そこで現れたのは･･･！
分身するイエティ･･･ベロリンマン！
ドラクエⅣ、エンドールの武術大会の決勝で戦った相手だ、懐かしいっ！
しかも戦いの舞台はあのときと同じ闘技場ですよ！
この辺はファンには嬉しい。
　
しかし、そんな喜んでもおられず･･･｡
ベロリンマンといえば分身。
アホみたいに増殖して、らちが空かない。
おいおい、オリジナルは4体くらいまでが限界だったはず･･･。
いったい何体まで増殖すんのよ？
　
しかし、途中で戦闘終了。
よく解らないんだけど、アンルシアが何やらひらめいて戦い再開。
またワラワラと増えたけれど、なんだかよく解らないうちに急に一体になり、
そいつが倒れると終了。
　
あっけな･･･｡
アリーナと対峙したオリジナルのヤツの方が強かった。
　
　
秘密会議室へと戻り、試練を終えたことをブロッゲン様に報告。
アンルシアは見事、真偽を見極める秘技、「勇者の眼」を会得した。
　
でもってそこへ颯爽と現れるルシェンダ様。
「ちょっと心配になって様子を見にきた･･･｡」とかなんとか、
余計な心配をするから･･･。
　
ルシェンダ様を見るなり、アンルシアの顔がこわばり目が泳ぎだす･･･｡
「どうした、私の顔に何か付いているか？」
「なるほどな、勇者の眼を確かに会得したらしい。」
今後もその調子でがんばれと、アンルシアと主人公に言うと、さっさと立ち去られた。
　
･････。
はい･･･まやかしだったぁ･･･｡
　
次いでブロッゲン様が口を開く。
「この世には見えぬ方がよい真実がある、気にしないことだ。」
これまでしゃべる杖ことホルタ神父が代弁していたのに、
このセリフに限ってご本人が重々しく口を開いてくださった･･･。
　
大賢者さまとはいえ、老いには勝てんくさ。
偉大なるジェダイの長、ヨーダ様だってそうだった。
何人たりとも自然の理に逆らうことはできないのだ。
　
となるとだ･･･ツスクルの村にもうおひと方、疑惑のお方が･･･｡
　
　
バッファロン撃破後、試してみたら自分も乗れた。
表示バグの類だろうと思っていたが、このキノコ、ふつうに登ることができたのね。
今の今まで知らなかった･･･。