最新のお題が物議を呼んでいるバトンちゃん。
「好きな素数を教えて」
自分はバトンちゃんにそう訊かれる前に、
ご丁寧にフレンドが日誌で素数が何であるかを説いているのを読んでいた。
その記事のなかで、多数のプレイヤーが素数を知らないことについて触れていた。
自分も恥ずかしながら、素数を知らなかった。
素数?
分数でも小数点付きでもマイナスでも、
ルートや何乗なんかが付いてない、ふつうの数字かな?
その程度にしか思っていなかった。
なんでも小中学校でも習うらしいので、
「わしゃ高卒じゃけん!」
・・・という言い訳も通用しないようで、
自分も学生時代に習ってはいたのだろうが、記憶にまったくございません。
まあ素数を知らなくても暮らしていける。
労働もできるし税金も払ってるし子どもだっている。
ふつうに国民の三大義務は果たせているから良しとしよう。
で、素数なんだけど、
中学生のときにお世話になった深夜番組にあやかって「11」にしたった。
他にも11を選んでいるひとが複数いたが、たぶんサッカー好きとかそんなだろう。
自分のような よこしまな理由で11を選んだ人間は居やしないだろう。
コンシェルジュに手編みの装備をもらい、
それで各地をめぐっていたときのこと。
モンセロ温泉郷。
久しぶりにルジナさんにも挨拶しておくか。
そう思い、奥の方にある管理人小屋へ行くも施錠されていた。
「魔物が現れたのでメルン水車郷に避難します。この温泉は危険です。」
そんな貼り紙がされていた。
何をいまさら?!
シュプリンガーにカバリアー、
イエロバングル&グリンバングル、極めつけはギガントドラゴン!
前々から凶悪なモンスターが多数俳諧する危険極まりない温泉だったろうがよ!
これは新しいクエストの予感。
セーター着て温泉につかったあと、さっそくメルン水車郷へ行った。
メルン水車郷の管理人部屋。
エロじじいのヤピクさんとともに、ルジナさんの姿が!
なんでも凶悪なモンスターがあらわれたので、
偶然温泉を訪ねて来ていたヤピクさんと一緒にここに逃れて来たとか。
ただ若い女性客の姿があったので、
被害に遭っていないか心配だとかなんとか。
エロじじいもかぶせて来る。
こうして二人の依頼で、温泉とピチピチギャルを魔の手から守ることに。
再び、モンセロ温泉郷へと向かう。
さてモンセロ温泉郷。
さっき湯につかったときは何も現れなかったが・・・?
このクエストを受けてなきゃ、起きないイベントだったか?
再び、管理人小屋の先にある露店風呂へと向かう。
なぜか唐突にアンルシア姫が現れる。
「この先に神の緋石があるとにらんでいるのね、さすが!」
そんなふうに言われる。
いや、ジジババの依頼でピチピチギャルの身を案じ・・・。
・・・。
そういや、そんな話だったっけ?
世界各地の神の緋石を守る・・・。
そうそう、ソーラリア渓谷の先、古き神々の遺跡にあったやつは、
トーマ兄さんが壊してしまったんだったな。
ルシェンダ様にも頼まれていたのに、そんなことすっかり忘れていたよ。
アンルシアとふたり、温泉の先にあった祭壇で激闘。
神の緋石を破壊しに来ていた、ダイナマイトな魔物姉妹を撃破。
おかしいな・・・。
湯けむりの奥、かすかに見えたシルエットは確かにうら若き女性だったのに・・・?
こんなマリーン様のカラバリだったとは・・・。
神の緋石を死守し、メルン水車郷へルジナさんとエロじじいに報告。
ルジナさんは安心してモンセロ温泉郷へと帰って行った。
いや、魔物他にもウロチョロしてますけん。
バアさんひとりで大丈夫かいな。
しかし高いゴンドラのはしごを登り、
手すりも柵もない木造の危険なそれに乗り、
凶悪なモンスターをかいくぐった先にある温泉・・・。
湯治の場らしいが、そんな場所に行けるのは健康も健康な人間だけだろうよ。
ストーリー進めていたら、偶然他の冒険者と出会う。
その素敵なオーガのおねいさんは、唐突はしごを登り始め、
こんな光景に出くわした。
こんなことばっか書いてるから、
自分の学の低さ無教養さは前々から露わにしているよな。