「あと1日で期限の切れる運命のカードがあります!」
インしたらドラキーマの野郎がせわしく告げる。
解ってるんだよ、解かってるんだけど、俺じゃ無理なんだよ。
昔なら猛者フレンドにお願いして手伝ってもらったさ。
そうやって、四諸侯・強も討伐できた。
実際自分ひとりじゃ、未だにバラモスやグラコスでも全滅することがある。
いくら猛者とはいえ、そんな自分を含んだパーティで、
真・四諸侯を手助けしてくれる酔狂なひとが居るだろうか?
だが、なんとなくもったいない気がした。
テリーに押し付けよう。
カジノでみちびきの香水を仕入れ、
それを使ってメタスラボスやレアボスを周回。
カンダタ4回,ミネアさん4回,トルネコ3回。
テリーは来ず・・・。
もう捨てるしかない。
まあ、玉砕覚悟で使ってみるか。
玉砕覚悟っていうか、確実に玉砕なんだけど。
開始1分持ったかしら?
ジャミラスとアクバーだっけ?
最初の二匹に、かすり傷すら負わすことなく全滅した。
へずまりゅうより持ったから良しとしよう。
昨年末に売り出されたハッピーくじ。
リアルの年末ジャンボともども惨敗だった。
残念賞のしぐさ、「あらまあ」をもらう。
転職サイトだったかの伝説のネット広告、
「うわっ・・・私の年収、低すぎ・・・?」を思い出した。
これ一時期はやったよね、覚えているひと居るかな?
あと、同じくネット広告で、それと同時期にあったやつ。
「正直、結婚したいのだが。俺のスペック需要ある?」ってのもあった。
まあまあイケメンのニイちゃん。
35歳独身彼女なし。
年収650万。
ナメてんのかと。
それで需要なければ、その半分以下の年収の40半ばの、
アル中&要介護の両親を抱えたおっさんは、
もう結婚なんて異次元のことだと諦め粛々と暮らすしかない。
フレンドにお願いしてバズズ強討伐。
単にバズズ強討伐ならば、自分でもいけなくはない。
達人クエストの受注でミスった。
討伐パーティに魔剣士が居なければならない。
自分はまだ魔剣士になれない。
キャンセルしてもよかったが、
たまにはフレンドと交流しないと・・・。
そう思い、軟そうなフレンドさんに声かける。
快く応じてくださり、あっという間にバズズ強を倒した。
しかし、ビィーーーッ!と警笛が鳴り、メッセージ。
「指定の職業でないので達人クエストに失敗しました。」
え!?
なんで?
魔剣士おるやん?
自分じゃなきゃだめなん?
達人クエストの内容を再確認する。
「魔法の迷宮でバズズ強を討伐。メンバーにデスマスターを加えること。」
で・・ですますた・・だった。
どういうわけか、デスマスターを魔剣士に変換していた。
どっちもやったことない職で、まだ転職クエストすら受けていない。
なんかごっちゃになっていたようだ。
せっかく手伝ってくれたフレンドに申し訳ない。
さっきカードをこさえたばかりで、錬金釜は2時間稼働できない。
一戦だけって約束だったので、これ以上拘束もできない。
またの機会で・・・。
そう思ったら、スペシャル福引を引きに行くフレンド。
デスマスターに転職するフレンド。
もうひたすら感謝するしかない。
そうして、達人クエストを達成。
念願だった「真・オノむそうの極意」の宝珠もゲットできた。
手伝ってくださったフレンドに感謝。
※上記写真と日誌の内容は関係ありません。
フレンドに強バズズを手伝ってもらったとき、
テリーの野郎が登場。
遅ぇんだよ!
今さら出て来やがって!
さっそく真・四諸侯メダルを押し付けた。
即、ロンデから報酬を受け取る。
テリーの野郎、Ⅵのとき馬車常駐だったくせに、
どうやってあんな異次元軍団を倒したんだよ。