真のレンダーシアも、偽りのレンダーシアも、
各町のサブストーリーを全てクリアし、
いよいよ大魔王の居城、魔幻宮殿へと乗り込む。
ドラクロン山地で飛竜をゲットし、
滅ぼされたエテーネの村にたどり着き、
マデ島で弟が世話になった年老いたリリオルちゃんに会い、
スレア海岸でイッショウと出会い、
ラゼアの風穴でテンスの花を手に入れ、
カメさま・・・ファルシオン様をもとの姿に戻し・・・。
それからどれくらい経ったろうか?
ようやっと魔幻宮殿へと突入だ。
待たせたのう!!
ファルシオン様がユニコーンみたいなツノを出して結界を破る。
これで魔幻宮殿へ入れるようになった。
ユニコーンにまたがれるってことは、アンルシア・・・。
まあ年の頃からして身分からして、そりゃまあ当然だわな。
アリオス王もユリア妃も、ひと安心。
・・・。
大魔王の居城にふさわしい、おどろおどろしくも荘厳な雰囲気。
床,天井,柱など、ロココ調の装飾に一面に展示された絵画の数々。
外庭のつくりは、トピアリーを駆使したルネッサンス時代の王宮のそれだ。
噂には聞いていたが、マデサゴーラ、本物の芸術家のよう。
100号を超えているであろう大作の絵画は、
それぞれタイトルと解説まで見ることができる。
題材やモチーフには不気味なものがあるものの、個人的に嫌いじゃないタッチ。
近くで個展が開催されたら有料でも行きたいレベル。
ザコモンスターもなかなか猛者ぞろいだった。
デスケルトさん、ここに居たのね。
創生の渦と同じく、ドルボードが使えず、エンカウントしたら逃げられない。
なかでも狭い回廊で待ち構えている、アークデーモンとメカバーンはきつい。
このレベルなんでラクに倒せるものの、
実装当初、リアルタイムで魔幻宮殿に挑んだ人はキツかったんじゃなかろうか?
アークデーモンはいきなり転生が登場。
デザートデーモン?
フォークがスプーンに変わっただけ・・・?
一部の絵画は中に入ってボス戦となった。
幻想画のカラバリだ。
いや、幻想画の方が後から実装されたんだろう。
それぞれキュビズム,フォービズム,リアリズム・・・。
ピカソ,マティス,ミレーですね。
リアルでは相反するような絵画手法を取り入れるとは、
マデサゴーラ、芸術に対する懐はかなり広いとみた。
城内に並ぶ絵画・・・
絵画のなかに入って戦う・・・
スーパーマリオ64を思い出した。
3枚の絵画を撃破し、先へと進む。
どんどん昇る光る螺旋階段。
その先に玉座の間。
待ち構えていた魔元帥ゼルドラド。
その後ろには大魔王のシルエット。
トーマの仇でもあるゼルドラドと激突。
これがいとも簡単に倒せた・・・。
なんなら絵画三枚より楽勝だったかもしれん。
ここへ来るまでに強くなり過ぎてしまった・・・。
当時の最大レベルはどれくらいだったんだろう?
80くらい?
ゼルドラドの次は大魔王!
・・・と思ったら、まさかの逃亡。
というか、さらなる力を得るため、なんか創生の渦だったかどこかへ向かったとか。
ゼルドラドは時間稼ぎだったのか?!
そもそもあのシルエット自体がハリボテだった。
魔法陣グルグルの、闇魔法結社総裁を思い出した。
魔幻宮殿・・・かなりレベルの高い美術館だった。
絵画の一枚一枚、また行ってじっくり見てみよう。
絵画といえば、アストルティアには他にもあちこちで絵画を見ることができる。
一番印象に残っている絵画が、夜宴館の一室にある不気味な肖像画。
子どものように見えるが、ドワーフのようにも見える。
グレイツェルの部屋だったらしき場所にあるので、
彼女と縁のある人物だろうか?
村八分にされてしまった彼女と縁ある人物といえば、
亡くなったおばあちゃんと、ザンクローネしか思い浮かばないのだけどな。