※今回の日誌は通常のゲーム内での冒険の記録を綴った日誌ではなく、リアルで中の人が遠征した記録をお送りする。
DQには関係するがDQX自体には全然関係ない。
あと音楽の話の比率が相変わらず高い。
悪しからず!
日誌タイトルにある通り、8/11にバレエDQの東京公演を鑑賞してきた。
会場は東京都渋谷区、新国立劇場のオペラパレス。
入った時点で物販は混んでいたのでさっさと自分の席へ。グッズは後で買えばいいんだ、後で。
チケットを持ちウロウロすること3分、席を発見。
音楽ホール等の椅子に座るとき、毎回ちょっとだけ苦労するんだよなぁ。
というのも、地に足を付ければ背もたれが使えない、背もたれを使おうと深く座ると座高が前の人に負けて舞台が見えない+膝関節が座面に乗ってしまって足を前に伸ばさざるを得なくなるのだ。
ったくサイズの合わねぇ不便な体だ……。
幸い3階の最後列の席で後ろに人がおらず、少し浅く座っても前屈みにならなければ周囲の迷惑にならなさそうだったので前者の座り方で鑑賞した。
幕の降りている舞台とオーケストラピットを見下ろしつつ開演前の音出しに耳を傾ける。ハープのチューニングとか弦楽器のパッセージも聴こえてきたが、中の人の専門は管楽器なのでついつい管楽器の音に聴き入ってしまう。
どの楽器のどの音を取っても窄まらず安定した、華やかで柔らかい理想的な音色がクリアに飛んでくる。流石プロだ。
ドラクエの楽曲は総じて演奏難易度が非常に高いので(※個人の感想)、あんな風に吹けるようになりたいなぁとか思った。
聴こえる旋律や和音進行からかなりの曲数を演ることに気づき、この時点で既にワクワクだったのだが、それと同時に過去に自分が舞台で演った時を思い出して勝手に緊張しお腹が痛くなり始める←
オケにいる楽器のうち、オーボエとトランペットについては人前で演奏した経験がある故、音を聴きながら運指や吹いた時の感覚をふと思い出して楽器を吹きたくなってしまった。(→後日談はおまけ話で)
──どうでもいい呟き──────────
オーボエって楽器の性質上リードの良し悪しで良い音出せるかどうかが決まるのに、毎日リードのコンディションがコロコロ変わる(昨日良い音出てたのに今日死んでて音出ないとかよくある)から、本番用にリード仕上げるのすんごい大変なんだよなぁ……。
しかもオーボエのリード、寿命がたった2週間なんだぜ??
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ホルンが開演前の音出しであまり音が聞こえてこなかったのは1曲目冒頭の主旋律がホルンの高音ソロだったからかぁと一人で納得し、「のどかな気球の旅」を始めとした奏者泣かせの変拍子&テンポ揺らす曲を生で聴けて感嘆のため息をもらし、歴代戦闘曲でなんだか力が入りまくって拳を強く握りしめ、ラストでⅢのエンディング曲が聴けてうるうる。
演技のみならず曲ごとに情緒揺れすぎて隣の人に変なヤツだと思われたんじゃなかろうか……w
バレエについては門外漢なので「これがこうだから」とか音楽ほど細かいことは書けないが、率直なつぶやき。
魔王とかそれぞれの勇者の登場場面、伝説の剣が鞘から抜けた際の時が止まったかのような演出、あと戦闘シーンがとにかくかっけぇ……!!(小並感)
賢者のオーラに圧倒されて、めっちゃカッコいい女戦士とコミカルな動きの商人の掛け合いにクスッとして、何よりも勇者の出生の秘密が明かされた後が個人的にめちゃくちゃ癖に刺さる展開で最高だった………!バレエ鑑賞は初で若干不安だったが、ストーリーが大まかに言えば「魔王に攫われた姫を勇者が助けに行く」とシンプルで分かりやすく十分に楽しめたと思う。
映画でも舞台でもパンフ入手は必須だと個人的には思っているので、第一部終了時の「ぼうけんのしょに きろくしています」の小粋なSE演出を聴き終えてからまず急いでパンフレットだけ買いに走り、第二部とカーテンコールやキャストロール諸々が終わってから、アンケートの回答をしつつ頃合いを見計らってようやく物販へ。
迷わずTシャツと、ついでにステッカーも入手。
Tシャツについては今夏で普段使いする気満々。
久々の上京、超楽しかったなー!
~おまけ話~
この公演の2日後、楽器店にはウン十万円のオーボエを購入する某氏の姿があったという。
試奏でもリードの機嫌に振り回されたorz
再びこれを吹ける日が来たんだ、高かったが後悔はしていない……していないぞ………!
だって、
『広野をゆく』
『勇者の故郷』
『地平の彼方へ』
『天の祈り』
『時の祭壇』
『天空の世界』………etc.
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DQだけでもたくさん吹きたい曲あるからな!!
出来が良ければどこかで演奏公開……いや、止めておこうw