バイアスは理解した上で正しく使えばかなり優秀な考え方となります。
【物事に対する基本的な考え方】
特に、わからないことが分からない状態から取り組む場合、「情報は常に正しい情報に上書きされる」という前提で、まずは仮に「これはこうなる、これはこうだ」というように何かしらを断定し(バイアスの活用)、それが間違っていれば上書き修正していきながら正しい情報を身に着けていくことは、失敗に対する理解が深くなる上、身につく理解も濃くなります。
【この思考のメリット】
「情報は常に正しい情報に上書きされる」という前提で、仮説を立て、検証していくこの思考法は、単に知識を詰め込むのではなく、能動的な学習を促し、深い理解へと繋がるという点で、非常に有効と言えます。
1.深い理解への到達:
・単なる知識の羅列ではなく、なぜそうなるのか、どのような根拠があるのかを自ら探求するため、より深い理解に繋がる。
2.柔軟な思考の育成:
・仮説を立て、検証し、修正する過程を繰り返すことで、柔軟な思考が養われる。
・新しい情報が入ってきた際に、既存の知識と照らし合わせ、必要に応じて修正する力が身につく。
3.失敗への抵抗感の軽減:
・仮説が間違っていたとしても、それを修正する機会と捉えることで、失敗に対する抵抗感が軽減される。
4.主体的な学習:
・受動的に知識を吸収するのではなく、自ら考え、行動するため、学習に対するモチベーションが向上する。
【バイアスの活用法】
バイアスは、この思考法において重要な役割を果たします。
1.仮説形成の起点:
・バイアスは、ある程度の仮説を立てるための起点となる。
・全くの白紙の状態からスタートするよりも、ある程度の仮説がある方が、より効率的に学習を進めることができる。
2.学習の深化:
・自分のバイアスを意識することで、より客観的な視点を持つことができ、学習が深化する。
3.注意の集中:
・特定の視点に注目することで、より効率的に情報を収集することがでる。
※バイアスの注意点として、バイアスに固執しすぎて、新しい情報を受け入れられなくなる可能性があるので、「常に」批判的な視点を持つことが重要。
この思考法は、アクティブラーニングの一種とも言え、「仮説→検証→修正」というサイクルを繰り返すことで、より深く、そして長く記憶に残っていきます。
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バイアスにかかってしまうと、それがゲームだったとしても自身の基礎的な部分に大きく影響するため、リアル生活上においても知らない間に多大なる支障をきたします。
【常識から外れる思考や言動について】
それを目指したり目標にすると、思考とか言動そのものが常識から外れていく事。例えば「暴力」、これは思いやりとか配慮等が欠落していく思考で、「強くなりたい」は、その中にある本質的な部分を理解していないと前者と同様。この様に、目標に向かって頑張る事は自己啓発として良い事ですが、目標そのものに瑕疵があった場合、その先で得る者も歪んでいきます。このゲームで言うと、バトルにおける「称号」。この称号に関する捉え方も本質の部分で歪んでいるとその先に待つものすべてにひずみが生じていきます。これについては、本来であれば運営が誘導していくべき部分ですが、現運営については、この部分が成長できていないように見受けられます。
まずは、以下のワードを参照。
逸脱(いつだつ):正しい道からはずれること。常識や倫理から大きく外れた行為を指す場合によく使われる。
暴走(ぼうそう):制御できずに暴れまわること。感情や欲望に振り回され、理性的な判断ができなくなる状態を表す。
歪み(ゆがみ):本来あるべき状態から、ねじれて変形すること。思考や価値観が歪んでいる状態を表す。
偏り(かたより):ある一点に極端に傾くこと。特定の価値観や目標に固執しすぎて、他の視点が見えなくなる状態を表す。
極端(きょくたん):ある一点に集中し、中間がないこと。思考や行動が極端になり、柔軟性が失われる状態を表す。
そして、上記が複合的に絡み合った場合、下記参照。
道徳的な逸脱:道徳的な規範から外れること。
倫理的な歪み:倫理的な観点から見て、歪んでいること。
心理的な暴走:心理的なバランスを崩し、暴走していること。
これは、「攻撃性」、「破壊衝動」、「支配欲」、「自己中心的」、「非人間的」、「自己顕示欲」、「承認欲求」などを増幅させていき、ゲーム依存症と診断される人の多くが、「自分は正常」というバイアスにかかっています。