前回からかなり間が空いたので…
~前回までのあらすじ~
ミント本を読む。
ミント疲れて寝る。夢を見る。
ミント、本の中の世界に迷い込む。
マチルダ、ミジェンダ、ムダと出会う。
ミント=エラになっている!?
興味を抱いてくれた方は#1をご覧ください。
~それでは#2旅立ち始めます。~
猫『ごきげんよう。エラ…いや、ミント
459回目のはじめましてかな?』
エ『………はっ???………。
……………はぁぁあぁぁぁあ!!!???
猫がしゃべったーーーー!!!!????』
猫は顔を洗いながら続ける。
猫『私の名前はメフィストフェレス。長いので
メフィストと呼んで下さい。聞いたこと位はある
でしょう。これでも有名な悪魔ですので…それより
もミントさん。459回!気になるでしょう!?
459で地獄です。ふははは…あー…魔界ジョークです
…。』
エ『…ん』と手で続けてとうながす。
メ『…あー…冗談はこれくらいにして…失礼』
メフィストはエラの胸元をまじまじと見つめる。
エ『…なによ…なんのつもり…///』
メ『あー…いえいえ、すみません。すぐ済みます。
…いえね…いい具合に減ってきたなと思いまして
…。』
エ『胸か!?胸の話か!!??』
メ『失礼!胸ではなく!!こちらの話です…
(そろそろ限界ですかね…命の灯火がかなり小さい…
これ以上はもう…。)』
エ『ところでさっき私の事なんて呼んだ?』
メ『ん…あぁ。あなたの真名です。ミントさん。』
エ『…ミント…私の本当の名前…。私は…
私の記憶は…?』
メ『あー…唐突で申し訳ないのですが…ミントさん
…あなたには早速、お城に向かって頂きたいのです。
ムダさんと一緒に…。』
エ『お城に…ムダちゃんと…って舞踏会に参加
するって事?』
メ『えぇ…詳しい話は道中、ムダさんから聞くと
いいでしょう。時間はあまり残されていません。
急いで出発してください。』
エ『まだ色々聞きたい事があるんだけど…
メフィストあなたは一緒に来ないの?』
メ『私はこれでも忙しい身なので…ですが…
ご一緒できませんがいつも見守っていますよ。
(私もあなたが気がかりなのでね…。)それに…
この姿ではついていった所で足手まといでしょうし。
あぁ…顔をこちらに…。』
エ『なに?』メフィストはミントの額に自分の額を
こつんと当てると軽く電気が流れるような感じが
した。エ『っいたっ!』
頭の中から直接声が聞こえる。
メ『(…聞こえますね。私の魔力を少しあなたに貸し
ました。ご一緒できませんがこうして連絡を取ること
は可能です。)ちなみに一方通行なのでメッセージを
送る事しか出来ないので…。』
エ『ずいぶん都合のいい力ね…。』
メ『ふふふ…悪魔ですので…。』
エ『頭の中がゴチャゴチャしてよくわかんないけど
この世界に異常が起きててそれを止めにいくの
ね!?』
メ『察しが良くて助かります。もしくは偶然が
重なった最後のチャンスかもしれませんが…。
今、この世界の危機を救えるのは貴方だけだと
いうことです。』
エ『アガってきたわ!行ってきます!!』
エラはムダを呼んで出掛ける支度を始めるのでした。
To be continued…!