僕ら四人は荷物をもって、冷たい粉雪が顔に降りかかる中四人は村を出た。
昨日のうちにかなり雪は降ったらしくこの前スライムを倒したときよりも雪は深く腰まであり歩くのがやっとだった。
こんな状態でモンスターと当たるのは避けたいなと考えていたのだがそれは無理な話らしい、マイユが何かを見つけたらしく しゃがんで と小さな声で言った。
彼女の視線の先にはこの前倒した[角兎]いっかくうさぎが数十もの群れで移動していた。
「やり過ごした方がいいかな」
僕は聞いてみた
「だな。さすがにあの量はやめといた方がいい・・」
「そうね、この雪もあるし。」
と賛同してくれた。まだ村を出て20分もしてないのにこんな危ない状況なのか・・
しばらく角兎を眺めていると何か荒い鼻息と足音が聞こえてきた。
「ん、なんだ一体」
ジーガンフは辺りをキョロキョロしだした。
僕たちも辺りを見回す。一体何が・・
すると角兎たちの群れが止まった。と思うや否や角兎は一目散に散り始めた。
「なぁ、俺たち結構不味いところいるんじゃないか?」
アロルドが冗談にならぬことを言った・・
「そ、そんなこと言うなよ・・」
僕は得体の知れぬ恐ろしさで声を震わしながら言った。
すると目の前の森林から足音を響かせうなりごえをあげる白銀の恐竜が現れた。
「ヤバい!あれは[暴雪竜]せつげんりゅうだ!皆逃げろ!」
ジーガンフはそういうや一目散に走り出した。僕らも彼を追って逃げた。逃げる途中後ろを見た。 竜は逃げ遅れた角兎をその大きな足で踏み身動きをとれなくするとその巨大な口で角兎を丸飲みにした。 一瞬の出来事だった。
ハァハァハァ・・皆なんとか逃げきれたが随分遠くまで来てしまったようだ。
「ねぇ、ここどこ?」
マイユがアロルドに聞いた。アロルドはコンパスと地図を見ると。
「どうやら村から7km先にある洞窟の近くらしい。」
彼はそう言うと走り疲れたのかその場で座った。
「しかし何であんなモンスターが、今まで居なかっただろあんなとこには」
ジーガンフは不思議そうに言った。
「多分闇の勢力が強くなってるのよ。」
とマイユが言う。
「兎に角、グレンへと向かおう。」
僕はそう言うと座ったアロルドに手を貸して立ち上がるのを手伝った。
「ここからだと獅子門って所があるグレンへいく道の途中にある簡易宿泊所のようなものだ。そこへいこう。」
アロルドはそう言うと荷物をもって歩き出した。
[餓鬼]おにこぞうたちが現れた!
なんだこいつ・・人みたいな姿してやがる・・僕はそう思いながら剣を構えた。
「行くぞ!」
アロルドはそう言うとおにこぞうに殴りかかった。凄い・・さすが村王が言うだけある。彼は凄まじい速さと重そうな拳でモンスターを叩きのめしていく。
あんなの見せられたら僕もやらないとなぁ・・と思い目の前の餓鬼に斬りかかった。
このモンスターはどうやら殴りかかるもしくは角の生えた頭で頭突きするらしい。
クソッ、痛いんだよこいつ!さっさと倒れろ!!!!!!僕はおもいっきり剣をモンスターの額に突き刺した。 モンスターはよろけてそのまま倒れた。そしてスライムや角兎と同じように青い光とともに消え去った。
他の三人を見る。マイユとアロルドはなんとかやれていたがジーガンフが複数の餓鬼と一人で交戦していて苦戦していた。不味い・・あのままだと蜂の巣だ。
僕はジーガンフのとこへ行き応戦した。餓鬼7匹・・ジーガンフのやつこんなに沢山一気にやってたのか・・。
ジーガンフを見てみると身体中痣があり内出血をしていた。
「おい、大丈夫なの?」
僕は聞いた。
「あぁ、まだやれる・・ハァハァ」
彼はそう言う。だが明らかにダメージを受けすぎだ。
マイユやアロルドも応戦に来てくれたお陰でなんとか餓鬼を殲滅することができた。
「お前、動けるのかそれで・・?」
アロルドがジーガンフに聞いた。
「へへ・・どうだろな・・ウッ・・!」
彼は身体が痛むのか苦しそうだ。
「兎に角速く手当てしないと!」
アロルドはそう言うと鞄から何やら草を取り出した。
一体その草で何を・・
DATE
名前 エラリィ HP23/34 MP19/19
職業 救世主lv6 特技無し
フレンド0 チーム未所属
名前 ジーガンフ HP12/58 MP18/18
職業 武道家lv8 特技???
名前 アロルド HP32/65 MP15/15
職業 格闘家lv9 特技???
名前 マイユ HP45/63 MP14/14
職業 格闘家lv8 特技???