「カンナ姉さん、ちょっとお話が・・・」(ダリアクルツ)
「あら、ダリアクルツさん。どうしたんですか?」(カンナ)
「実は・・・
職人を移籍しようと思います。」(ダリアクルツ)
「え、ええええぇぇぇぇぇ!!な、なんでですか!?
私何か悪いことしましたか!?
ハッ!もしかして報酬が安かったですか!?」(カンナ)
「いえ、姉さんにはいつも良くしてもらってます。
ここまで、木工を極められたのも姉さんのおかげです。」(ダリアクルツ)
「じゃあ、なんで急に・・・」(カンナ)
「ラグを・・・作りたくなったんです。
・・・
最近ハウジングをはじめました。
家具を作ることは特に問題はありません。
でもラグが足りないことに気づいたんです。」(ダリアクルツ)
「・・・」(カンナ)
「バザーでは家具品は出品品薄で高騰・・・
出回ってさえいない物もあります。
他人任せでは、限界を感じたんです。」(ダリアクルツ)
「それで、木工ギルドを出たいと・・・」(カンナ)
「すいません、自分勝手な理由で・・・」(ダリアクルツ)
「はぁ・・・私にダリアクルツさんをお引き止めすることはできません。
多くの人のおかげで私はこのギルドを守ってくることが出来ました。
ダリアクルツさん、あなたもその一人でした。」(カンナ)
「姉さん?」(ダリアクルツ)
「そんな、あなたが選んだ道ですから。
私が道をふさぐわけには、いかないじゃないですか・・・
あなたは、私たちの自慢の木工職人です。
新しいギルドでも頑張ってくださいね♪」(カンナ)
「うぅ・・・姉さん。
満足したら!必ず戻ってきます!」(ダリアクルツ)
「本当に!お世話になりました!!!」(ダリアクルツ)