サポート仲間の僧侶やキメラは、必要最低限の回復役としての働きだという認識が強かった私ですが、最近色々野良で行っていて、案外水準が高かったのだなと認識し直しました。
確かに、サポート仲間はコマンドを最速で入力するので、回復や蘇生のスピードに関しては、人力操作に勝ることが多いでしょう。
しかし、結局のところ、サポート仲間はただ反応速度が早いに過ぎません。プレイヤーにはプレイヤーの強みがあります。それは選択権の自由と、あえて動かない行動が取れることです。
では、どう扱えば、それらが活かせ、サポート仲間より優れた僧侶になれるのか解説していきます。
まずは、何が一番最悪かで考えましょう。簡単に言えば、全滅する理由を可能性が高い順に並べていき、高いものから順に対応していくということです。
具体的を挙げると、バト3僧侶1の構成でアトラスに行くとします。
この構成で全滅する要因は何だと思いますか? アトラスが痛恨連発で蘇生回復が間に合わなくなるのが、第一の要因であると私は考えます。
痛恨が一番厄介であるならば、痛恨対策をすればよいということです。
僧侶自身には会心ガードを、バトに聖女をかけることで、痛恨で全滅する可能性はぐっと低くなります。
ここでスクルトや天使を先にかけてしまうと、その分安定感が落ちていくということですね。
回復に関しても同様で、回復をしたところで次の痛恨で死んでは意味がありませんから、hpが緑の状態であれば、回復よりも優先して聖女をかけるべきなのです。
次に、ターンを稼ぐことが重要になります。要は無駄をなくすということです。ここで必要なスキルは、観察力と予習です。
先ほどと同様に、アトラスで具体例を挙げます。
バト3僧侶構成で、バトのhpが600 アトラスの通常攻撃が300ダメージ 痛恨が700ダメージ ベホマラーの回復量が350 ベホイムが600とします。バトに聖女、僧侶に会心ガードが既にかかっているものとします。
パターン1:バトAにアトラスが通常攻撃。続いてバトBをターゲティングしている。
この場合、次にバトBがアトラスから通常or痛恨どちらかを食らいます。ですので、バトAにベホイム→Bにベホイムよりも、Bが攻撃を食らうの待ってからベホマラーをすれば、アトラスの行動が通常だった場合は丸々1ターン浮きます。
仮に痛恨の場合でも、ベホマラーの後に聖女を掛け直すという2ターンの行動により、ベホイム2回と比較して、バトBがhp350の聖女状態 vs hp600の聖女なしとなりますので、前者は次のアトラスの攻撃で死ぬ要素は皆無、後者は痛恨で死ぬ可能性ありのため、前者のほうが優れています。
パターン2:バトAにアトラスが痛恨。続いてバトBにをターゲティングしている。
この場合、バトAにベホイム→バトBにベホイムよりも、バトAに聖女→バトBが攻撃を食らってからベホマラーのほうが良いです。
前者の場合、バトABともにhp600聖女なしor バトABともにhp600 A聖女なしとなりますが、後者であれば、バトAのhp350聖女あり バトBのhp600聖女あり or バトABともにhp350 B聖女なしとなります。
hpが600聖女なし状態よりも、hp350聖女あり状態のほうが優れているということは説明したので、聖女が残りやすい後者のほうが良いということですね。
hpが1の状態を放って、聖女をかける。側から見れば間違いそのもののような感じがしますが、こちらのほうが良いのですから、考えて行動することの重要性がよく理解出来ます。
敵のダメージがどれくらい出るか、敵が次に取ろうとしている行動は何か。これを理解するだけで、攻撃を食らった側から順に回復していく、いわゆるサポート仲間と同じ動きではなく、プレイヤー特有の行動が取れるようになります。
その結果、全滅率が下がるだけではなく、ターンに余裕ができるため、いざという時に多く行動が取れる、ティンクルや武器を持ち替えての時短行動が取れるなどのメリットが生まれます。
ただ攻撃を食らったから回復や蘇生をする。優先度を考えずに、何となく補助スキルを使う。
サポート仲間と同じような動きをしていれば、それは当然、反応速度はサポート仲間のほうが上なのですから、劣ってしまうのは無理ありません。
プレイヤーだからこそできる動きを意識して、上手にプレイして行きたいものです。