名作アニメ劇場27
ジブリ興行成績第3位にして、宮崎駿監督デビュー作の『風の谷のナウシカ』のテーマ「自然と人類の対立と調和」を継承した作品ですねね。
ナウシカでは自然の象徴は王蟲。本作ではシシ神たちに代表されるもののけ、そしてもののけの姫=サンですねね。
ナウシカが自然と人間の調停役とすると、本作でその役を担うのはアシタカ。
『もののけ姫』の主人公は、もののけ姫=サンに非ず、アシタカねね。
その為、ジブリ作品には珍しい、強い意志を持った成人男性の主役ですねね。
それに対して、サンは、人間の身でありながら最初は自然の側に位置し、その後、アシタカへの想いから、悩み、ジレンマに陥り、最後には・・・・・・・ですねね(´_ゝ`)
近未来の『ナウシカ』が、古の伝説から、人と自然を結ぶ王=ナウシカの復活を予言するのに対して、本作では、勝手なふるまいをする人間が、省みて詫びるのを寛大に許す大自然(シシ神)・・・・・・というラストですねね。
本作が室町時代という過去が舞台であるから、将来、自然に歯向かう人類が確定しているので当然のラストでしょうねね(ノД`)
その後、人間が自然と調和するためには、ナウシカの世界のように、文明が滅びないとダメなのかもですねね|д゚)
時は室町時代。
青年アシタカは、村を守るため、イノシシのタタリ神を激闘の上倒すものの・・・・・・
断末魔のタタリ神の死の呪いを、右手に受けてしまう。
その呪いは、やがて、アシタカを死に誘うという・・・・・。
呪いを解くために、シシ神の森へ向かうアシタカの命を、白い山犬のもののけ・モロと、モロに育てられた人間の娘・サンが狙う。
人間をひどく毛嫌いするサンは、人々から『もののけ姫』と恐れられる存在であった。
・・・・・逆にピンチに陥ったサンを、アシタカが救うが、彼も瀕死の重傷を負ってしまう。
サンを守ったアシタカが言う。
「生きろ。そなたは美しい」
アシタカは呪いを解くことが出来るのであろうか。
サンは、アシタカに、さらには人間たちに心を開けるのであろうか。
そして、自然と人間は、果たして手を取り合うことが出来るのであろうか。
4枚目、4月16日お知らせ広場に載りましたねねm(__)m