高度成長期の昭和な日本。 その時代、どこにでもあったかもしれない風景。
太一 「俺たちの秘密基地に見慣れないやつ! 誰だ!お前!?」
美和 「ねぇ? あなた、どこの子?」
カグヤ 「わたし、カグヤって言うの。 最近こっちのほうに引っ越してきたの」
太一 「そおか。 じゃ、カグヤ、一緒に遊ぼ!」
伸二 「・・・・・・・だるまさんが転んだ、しようよ」
カグヤ 「ダルマサンガコロンダ?」
太一 「なんだ、知らないのかよ。 いいぜ!教えてやる」
美和 「太一、やけに優しいのね」
太一 「バカ! そ、そんなんじゃねえよ!!」
美和 「うふふ」
カグヤ 「だるまさんが~~~~~~~~~~~転んだ!
太一さん、美和さん、伸二さん動いた!!」
太一 「すげーーな。 カグヤ、後ろに目があるみたいだ」
カグヤ 「日が暮れて来ちゃった。 私、家が遠いの。そろそろ帰らないと・・・・・・・」
一同 「そっか。 じゃカグヤ、今日から秘密基地のメンバーだぞ! また明日ここで遊ぼう! 皆にはナイショだぞ? それじゃーーーまたね」
カグヤ 「うん。 今日はとっても楽しかった♪ じゃーーね」
重々しい声
「カグヤ2236号。報告せよ」
カグヤ2236号
「はい。
あの地球という星は文明レベルが適切に進み、コミュニケーション能力も高く、何よりも排他的なところがありません。
現在は原始的な核兵器を使用して誤った道を進んでいますが、次の世代では本道に立ち帰り、私たち銀河連邦の一員になるものと信じます。
私たちの脅威になるとは考えられず、惑星ごと粛清するのは早計と結論付けます」
重々しい声
(こいつらの地球の報告、なんでいつもこんなんだ??)
あれから20年。 久しぶりに帰郷した3人。
太一 「俺たちの空き地。 こんな狭かったんだな」
伸二 「ああ。 こんな猫の額みたいな場所で秘密基地ごっこしてたんだな」
美和 「ねぇ? ここでカグヤって娘と遊んだこと憶えてる?」
太一 「憶えてる憶えてる。 あの1日だけで、翌日からは会えなかったけど」
伸二 「笑わないでくれよ? なんだか俺、あの娘に助けられた気がするんだ・・・・・・・」
美和 「伸二も? どうしてだか判らないけど、私もそんな気がしてならないの」
太一 「なんだか、不思議な娘だったなぁ」
カグヤって、誰?
・・・・・・って思った方は、宜しかったら下のリンクをご覧くださいねね(^_-)-☆
http://hiroba.dqx.jp/sc/diary/738530456548/view/5357284/
Special Thanks
アリアドネー様 哀愁溢れる『哀ハウジング』空き地ハウジング使用のご了承を、誠にありがとうございましたねね。
湿原15489-1ですねね~ 皆さんも昭和の空き地を体験に来てねね♪
あおばプロダクション様 3人の子供役と大人の役、ありがとうございましたねねm(__)m