名作落語高座 第参夜
3回目を迎える落語高座ですが、今回の『 品川心中 』は、吉原や遊郭を舞台にした廓噺( くるわばなし )ねね。
先日、たこ焼ンキー・ドレアネタで参加した、ヒロアキさんのハウジング日誌イベ【ストーリーハウジング写真コレクション】の中に、遊郭ハウジングのお家があったので、早速、同イベにまたまた参加させて頂きましたねね~~
(勝手に想像!『品川心中』世間の認知度★★☆☆☆)
花魁・綺結衣(きゅい)と馴染みの客・金ちゃんのピロートークから始まりますねね~
綺結衣
「 金ちゃん、私の一生のお願い、聞いてくれる? 」
金ちゃん
「 おいら、綺結衣ちゃんの頼みならなんだって聞くさ~ 」
綺結衣
「 嬉しい~~♡ それじゃ、一緒に死んで。 」
金ちゃん
「 !! 」
綺結衣
「 この世界、綺麗な着物と舞踊、美味しいお酒に料理、表面的にはきらびやかだけど。
好きでもない男と、嘘で固めた言葉で一夜限りねんごろな仲になって。
それが毎夜毎夜、延々と繰り返される・・・・・・・・・・。
そんな人生に、嫌気がさしちゃったの。 」
金ちゃん
「 だ、だからって、何も死ぬことは? そ、それになんで僕まで一緒に!? 」
綺結衣
「 何よ~~ さっきは私の頼みだったら何でも聞くって言ったのに!
独りで死んだら負け組の自殺だけど、男と一緒に死ねば『心中』って騒がれるじゃない?
私が心中したら、きっと浮世絵が刷られて、話題になって歌舞伎で舞台化なんてことも
・・・・・・・・・(うっとり) 」
金ちゃん
「 で、でも何でよりによって僕なの?
綺結衣ちゃんなら、贔屓のお客さん一杯いるでしょ!? 」
綺結衣
(あんた以外、みんな断られたの!)
「 いいから! 善は急げよ!! さっさとついて来て!!! 」
渋ってついて来ない金ちゃんを、引きずるように玉川へ向かうのでしたねね。
綺結衣
「 さぁ、さっさと飛び込んで! 」
金ちゃん
「 待って! ぼ、僕一緒に死ぬなんて一言も・・・・・・・・ 」
綺結衣
(まったく男なんてどいつもこいつも!)
「 この期に及んで男らしくない! えい!! 」
背後からいきなり突き落とされたもんだから、たまりませんねね。
あわれ金ちゃん、増水した玉川の深みにドボン!
金ちゃん
「 うわ~~ 僕、泳げない!
ごぼごぼがばがば・・・・・・・・・・ぐふっ 」
綺結衣
「 泳げたら心中にならないでしょ!
・・・・・・・・って、あ~あ。
溺れるって、思ったより苦しそうね。
服もあんなに乱れて、下着まで丸出し・・・・・・・お話ほど美しくないわね。
それに溺死すると、体が水膨れして、お化けみたいになるって聞いたことあるし。
見てたら、なんだか死ぬの怖くなっちゃった。
うんうん、何も今すぐ死ななくてもいいわよね。
金ちゃん、ありがとうね。
おかげで生きる勇気が湧きました。
あなたの分まで生きるから、元気でね~~~~ 」
元気な筈が無いですねね(ノД`)
いやはや。とんだ奴がいたもんで。
~蛇足な解説~
元の噺では、花魁が死にたがる理由は借金苦で、心中の真っ最中に大金が舞い込んだことを知り、「死ぬのや~めた」なんですねね(ノД`)
今回、美麗なハウジングを活かすために、花魁の心情を動機にしましたねね~~
この噺、実は金ちゃんが生き延びて、花魁に仕返しするって長~~~~い噺なんですねねΣ(゚Д゚)
舞台も目まぐるしく変わるし、サゲ(オチ)も昔の言葉を知らないと通じにくいので、この続きはまた機会がありましたらw
今宵はこれまでに致しとう御座いますねね(#^.^#)
Special Thanks
キュイ様 過去日誌で墓地ハウジングを使用させて頂きましたが、私の日誌に初めて御出演頂くにあたり、こんな役で申し訳ないですねねm(__)m
皆様、キュイさんは本当は、気配り上手なとっても優しい方なので、誤解無きようにねね ^^) _旦~~
あおばプロダクション様
金ちゃん役で安定の演技、ありがとうございましたねねm(__)m
ヒロアキ様
ハウジング村・ガタラ水没遺跡地区15748-4 星霜の庭
今回は、4枚とも全てこの家で撮影させて頂きましたねね~
遊郭は勿論、1階に川まであって、至れり尽くせりでしたねね( *´艸`)