名作アニメ劇場61
腐海の森の奥深く、まだ子供の王蟲と遭遇したナウシカ。
「 いい子だから、仲間のところにお帰り。」
心をかよわせた仔王蟲の表皮から、たまたま胞子を採取したナウシカでしたが・・・・・・・。
「 す、すごい・・・・・・・ 」
自分の研究室に戻り、胞子を分析したところ、驚くべき事実が。
この胞子は、これまでに無い強烈な毒性に加えて、人から人に感染する未知の特性を持っているのでした。
「 でも、この胞子から特効薬を作れば、腐海の毒から皆を開放することが出来るかも? 」
昼夜を問わず研究を続けるナウシカ。
「 姫ねえさま。 もう休んだら? 」
「 ありがとう。 あともう少しだけね 」
しかし、溜まった疲労から、つい………
ガッシャーーーーーーン!!
フラスコを取り落としてしまったのです。
たちまち飛散した胞子は、ナウシカのマスクの隙間から容赦なく体内に。
何か・・・・・・・聞こえる?
ら らんらら ららら ららんららら♪
『 その者、青き衣をまといて金色の野に降り立つべし。 』
・・・・・・・これは、幼い頃に聞かされた伝承? そう、これは夢ね。
ふふ。可笑しいわね。
伝説の人物に私がなっている。
私も腐海の謎を解いて、人と自然の懸け橋になりたかったのかも。
でも、ちょっと疲れちゃった。
少しくらい、休んでも・・・・・・・いいよ・・・・・・ね
ナウシカが最期の息を引き取ったその頃、胞子は風の谷から国へ、国から大陸へ猛烈なスピードで拡がっていきました。
感染爆発。
ユパ様もクシャナ殿下もアスベルも皆、息絶えました。
火の七日間を細々と生き延びた人類の歴史も、ここに終焉を迎えたのです。
しかし、腐海と地球は何ごとも無かったように、人類の穢れを浄化し続けるのでした。
~完~
【教訓】 無理に働き過ぎても、ロクなことにならない。
Special Thanks
カワサキ様 1枚目の腐海と王蟲ハウジング
前作『蒼穹編』のTOP写真・ナウシカ&メーヴェに応援有難うございましたねねm(__)m
おかげさまで12日週のTOP1位(通算13回目)を飾ることが出来ましたねねm(__)mm(__)m
この『腐海編』のTOP写真でも、18日お知らせ広場に投稿しましたので、併せて応援の程、宜しくおねねがい致しますねねm(__)mm(__)mm(__)m