この人たちと強ボスに行くと、示し合わせたかのようにツメ抜きの編成に
なるというフレさんがいる。世間でいうところの、いわゆる「廃人」という
域に達している方々だが、みんな口には出さずとも、シューシャオシャオには
飽き飽きしているのだと思う。
タイガークエストとも言われる今作。PT編成の固定化が問題とされ、
武器格差が取り沙汰され、運営も是正に動く旨の発言をしているが(リップサービス?)
身も蓋もないことを言うと私は、武器格差はあっていいと思う。
ライト層でもとりあえずこれを使っていれば、一通りのコンテンツはこなせるという
安パイがあるのは悪いことではない。だからこそ、弱いとされる日陰の武器に
意外性を見出すという楽しみ方もできる。プレイヤーのステータスが強化され、
一職で複数の武器の使い分けもたやすくなった昨今、固定観念を打ち砕き、
次なるステップに進む時期にさしかかっているのではないだろうか。
ver1.2初頭、まだ誰も強ボスにツメで挑もうなんて考えなかった頃、
魔法戦士の育成に注力し、物理PTの興隆に一役かったと自負する私だからこそ、
なおさら次のステップに進みたい。進化し続けたい。
この日はレンジャー(私)、戦士、魔戦、僧侶という編成で蜘蛛、プスゴンへ。
ブーメランなら多少なりとも席はあるが、弓と斧振りのレンジャーなど
野良では相手にされまい。しかしこれで、なかなかの働きをするのである。
開幕マヌーサで蜘蛛を幻惑し、オノむそうでからくりを一掃。
かぶと割りでルカニを二段階入れたら弓に持ち変えさみだれ撃ち。
蜘蛛の厄介な行動は戦士がたいあたりで封殺してくれる。とどめはロマン技の極致、
まじん斬りでさすのが斧レンジャーの醍醐味である。
強ボス最難関とも目されるプスも今やたいしたことはない。
遠くからさみだれを撃ってわざと怒りを自分に向け、あとは戦士におさえこんで
もらうだけ。僧侶などはトイレに行く余裕すらある。かつては強ボスに
まったくお呼びでなかった戦士とレンジャーがこれだけ活躍できるのだ。
格差ガー、格差ガー、と叫んでる人たちには想像もつかないだろうか。
強ボス実装当時から今に至るまで、運営が「ボスはツメで行ってくださいね^^」
などと促したことは一度もない。ツメでなければならない、という固定観念は
他ならぬ我々ユーザーがつくりあげたものだ。しかしこの世界は効率効率で
動く人ばかりではない。ツメで行きたければ行けばいいし、それ以外で
行きたいなら有志を募るのもまた一興だ。自由は常に我々の手の中にあるのだ。