カルドセクシの冒険日誌

誰が言ったか、「バイキして、パサーするといった最低限求められている仕事を
こなすだけなら魔戦は誰にでもできる。それ以上の次元になると腕が問われる」
これは魔法戦士という職の本質を見事についたセリフだといえます。

僧侶ほど、パーティーの命運を直接握っている存在ではない。しかし、
バフをばら撒いたら後は適当に逃げ回ってるだけの杖魔戦と、壁の意識を持ち、
それが装備にもあらわれている剣盾重魔戦とでは、戦闘の質に格段の差が、
生じることも確かです。「なんかよくわからんけど、今日は楽だったなー」
と言われることにひかえめな喜びを見出せる人なら、魔戦の資質は十分に
あるといえるのではないでしょうか。

それと、ドラクエといえば王道はやっぱり片手剣と盾、というイメージを
抱いてる人も少なからずいると思います。ツメもいい、斧も強いが、
それでも俺は剣盾を持って戦いたいんだよ！　そういう欲求に、
最速で応えてくれるのが剣盾重魔戦になることです。野良で見かける魔戦は
９割方杖ですが、一味ちがった方向性を目指してみたくはないでしょうか？

ここで剣盾を持つことの主なメリットとデメリットを挙げていきたいと思います。


【メリット】

■生存率が飛躍的に高まる

盾で加算される守備力に加え、片手剣、盾ともにガード率が設定されています。
杖魔戦ならイチコロである、致死級の攻撃をちょくちょく無効にできるのは大きい。
魔戦の仕事は、バイキパサー以前にまずは「死なないこと」だと考えます。
（より厳密にいえば死なない程度にダメージをくらって必殺を誘発すること）

■重さを活かして壁、相撲ができる

剣盾重魔戦の一番の醍醐味ともいえる部分がここです。くわしくは次章以降に
ゆずりたいと思いますが、剣盾で稼げる重さはかなりのものになります。
杖魔戦でも壁ができないことはない、が、先述のガード率とあいまって、
性能としては破格の差が出ます。死人が出たら、なるだけ敵を遠ざけて僧侶が
ザオラルしやすくする、などといった動きができればかなり貢献できているといえます。
なお、剣（に大盾）は第一義としては重さを稼ぐためであり、攻撃用途としては
二の次であることをご承知ください。……えっ、全然剣で戦ってないじゃないか、
って？　そのへんも次章以降でくわしくフォローしたいと思います。

■なんといってもカッコイイ

文句あるか。


【デメリット】

■杖のＭＰ＋１００分が失われる

魔戦をパーティーに加える意義は、小ビンや聖水の消費をなるだけ減らしたい、
という側面が多分にあるので、ここだけ取ってみると大損に思えるかもしれません。
しかし始終剣盾を持っているわけでもなく、必殺がチャージされた時だけ
杖に持ち変えてウマーすればいいわけで、昔ならいざ知らず、
オーブが一発で出やすくなった昨今ではＭＰを次戦に持ち越す意味も薄れ、
決定的なデメリットではないと考えます。

■バフの立ち上がりが遅い

発動速度杖＋早詠みができる杖魔戦に比べると、どうしてもバイキ、
ピオリムを配れる速度は落ちます。ただこれも腕の詠唱速度などでカバーできるし、
開幕の猛攻を耐えることがまず重要なので、基本的に私は最初から剣盾派です。


とりあえずこんなところでしょうか。剣盾重魔戦を名乗るにあたって、
必要な装備について次回【装備編】で言及していきたいと思います。