前回の日誌を読んで、ご不審を抱かれたかたもいるのではないかと思います。
「なんだよ、杖前提か何でもいいようなボスばかりで、何が剣盾重魔戦だよ?」
ごもっともです。しかしご安心ください、本領発揮はここからです。
ただ、その前に、剣盾が通用しない新ボスをまず二点、紹介しなければならない……。
【ウルベア魔神兵】相性:×
杖しかありません。重さが活きるタイプのボスでもありません。
しゅくふくの杖ややくそうといった回復行動で僧侶よりも早く怒りを買って、
マラソンして逃げ回る、といった従来のドラクエからかけ離れた戦闘観が求められる、
センスが問われるボスでもあります。
【悪魔長ジウギス、悪魔ザイガス】相性:×
MPが尽きやすいのでここも杖になります。足装備に求められるのは重さではなく、
ウルベア同様転びガード。バフをばら撒き、自分に魔結界、心頭滅却を入れたら
あとは逃げ回るという、ある意味剣盾重魔戦のベクトルとは対極の位置に属する
ボスかもしれません。そうか、だから私あんまり行かないのか……。
【覚醒プスゴン】相性:◎
待たせたな! オレたちの闘いはこれからだ。ズッシ込みでプスゴンと拮抗まで
もっていけるかは、剣盾重魔戦のひとつのバロメーターになります。
開幕、バイキよりピオよりまずはプスゴンに突っ込んでいき、もう一人の前衛
(重盗賊あたり)と協力して壁際まで押し込む。把握しておかねばならないのは、
プスゴンは特技で怒るということ。僧侶の初手といえば聖なる祈りですが、
これにいきなり怒って押さえ込むのもままならなく全滅、というパターンが
まれによくあります。逆手に取るならば、壁がしっかりできてる状態で
僧侶に怒りが向けば勝ち確、だということです。こちらの重さを見込んで、
打ち合わせなくとも初手ズッシをくれる僧侶は、かなり「できる人」と
言っていいかもしれません。キラポンがもらえるまでは、まもりのたてで
つないでもいいでしょう。実装当時は新ボス最強ともいわれたプスゴンですが、
こうなると一番のヌルゲーと化します。安定した形にもっていけたら、
ドラゴン斬りなどで削りに加わるのもありです。いざ剣をふるえ!
(続く)