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ドラゴンスレイヤー

カルドセクシ

[カルドセクシ]

キャラID
: LN778-267
種 族
: 人間
性 別
: 女
職 業
: どうぐ使い
レベル
: 130

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カルドセクシの冒険日誌

2014-06-11 09:43:00.0 テーマ:その他

素人芸

今の若い人はいざ知らず、私ぐらいの世代にとって、「何かを書く」というのは
日常的な行為ではなかったと思う。携帯やらパソコンが普及しはじめた二十歳すぎの頃、
ネットを介して、それが「文章」と呼べるものかは別として、
ようやくアウトプットという概念が生じた。少なくとも私はそうだ。
もう一回りふるい世代なら、原稿用紙の束を前にして呻吟したことだろうし、
さらに昔となればまずは硯をするところからはじめたであろう。
それぐらい、「書く」という行為は非日常に没入するものであったと思う。
誰もがブログやツイッターに手軽に書き込む昨今は、有史以来、
もっとも「書く」ことが日常化、一般化してる時代といえるのかもしれない。

まあ当初は何の気もなしに書いていたのだが、とくに読書家だった過去もないのに、
「あなたは上手い、書くものが面白い」と誉められるようになる。
こうなるとその気になってくる。言葉に対する感覚をとぎすまし、
もっと、読む人の度肝を抜いてやろう、と前のめりになる。
だからといってビタ一文になるわけでもない。友人知人からは、
「何か書く仕事すればいいのに〜」なんてちょくちょく言われる。

この人たちは、他意などない100パーセントの善意で言っているのだろう。
しかし悲しいかな、「文章を書く能力」と、「コネやら何やらを総動員して文章を
金に結びつける行動力」はまったくの別物であり、私には後者が決定的に欠如してるのだ。
知人の中にはネットのコネを生かし、バイト的にライター稼業をして小銭をかせいだり、
己を貫けない、編集者主導の形ではあるが官能小説でデビューしたような人もいる。
対して私の文章は、いまだかつて一銭にも化けたことがない。
だが、それでいいのだと思っている。負け惜しみで言っているのではなく、
変に安い値札をつけられ、小銭と引き換えられたとしても、
「俺の書くことなんてしょせんこの程度ですか……」と、
かえって文章を書くモチベーションが続かなかったと思うからだ。
あえてきれいごとを言えば、「金のために書いてるわけじゃない」ということだ。

ネットの普及で一番、何が変わったかといえば、会社(組織)関係、
その延長線上にもない人間関係をひろげやすくなったことではないかと思う。
損得勘定で結びついているのではない間柄。しかし人が集まるところ、
妙なことだと思うのだが、ここでも従来社会の、縮小再生産の動きがうまれる。
「これだけ素敵な仲間が集まったんだからきっと何かできる!面白いことやろうぜ!」と
誰かが発起する。その「面白いこと」にはたいがい、金が絡んでくる。
各々にとって何が「面白い」のか詰めも甘いままに、「この素敵な仲間」という
得体のしれない全能感での見切り発車、さらには金も異性問題も絡んでくるとなれば、
これはもう迷走する他ない。そうやって内部崩壊していくコミュニティを、
私はいくたびも見てきた。もっと、金から距離をおいた真新しい価値観で
結びついてみないか。そういう時代の変わり目にさしかかっているんだ。
あやしい自己啓発セミナーのようでもあるが、ここにしろツイッターにしろ、
そういう祈りをこめて書いているところも私には多分にある。

魔法戦士のプレイヤースキルでは誰にも負けたくないのと同じで、
文章も、私は誰にも負けたくない。そんなものはプレイヤースキル以上に、
甲乙つける指標などはない。結局は自分に掲げたハードルをクリアするか否か、だ。
(いいね!をもらえるのはありがたいが、その多寡で心が揺れることもない)
ドラクエで強ボスをうまく倒すのも、一銭にもならない文章を書き続けるのも、
現実社会の発展には何ら寄与しない、いわば素人芸だ。社会の枠組みから外れ、
アウトサイダーに墜ちた私だからこそ、なおさら素人芸を極めてみたい、と思う。
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