伊達「基本は、お客さんが来たら、まずはあいさつ!」
富澤「ワイセツ!?」
伊達「あいさつ!!それ一番やっちゃいけないことだから!!」
……というのはサンドウイッチマンの定番コント「ファミレス」だが、
客商売のみならず、人と人が関わり合うオンラインゲームにおいて、
あいさつは基本中の基本だと考える。見ず知らずの者がPTを組むにあたって、
朝なら「おはようございます」、夜なら「こんばんは」、
第一声はこうあって然るべきだろう。最初のあいさつさえまともなら、
装備がショボいだの戦闘スキルが低いだのは、瑣末な問題なのだ。
(目的にのぞむだけの最低限の基準も満たしてないのはさすがに困るが)
まずはあいさつ。その後に、「ヒドラ持ち寄りですが、いいでしょうか?」
などとお伺いを立てる。ところが大抵は、よっぽど文章を入力する手間を
惜しみたいのか知らないが、「ヒドラ持ち寄りです」と言い切られる。
こっちの都合も異論もはさむ余地のない言い方である。
こういうのにいちいち目くじらを立てては、いつまでたってもPTが組めないので、
気には食わないが、自分の中ではかろうじて許容範囲、ということにしている。
しかし昨日はひどいのに出くわした。第一声が「トゥルトゥル〜」(原文ママ)である。
それはどこの国の言葉だ。いやどこの国だろうが、ここは日本なのだから、
日本語であいさつするべきだろう。続いて「ヒドラ〜」(これまた原文ママ)だ。
「持ち寄りです」も何もない。そういうノリで接するのは、フレやチムメンだけに
とどめておくべきこと。初対面の相手に通用すると思ったら大間違いである。
PTには私が最後に加わったのだが、他のメンツはリーダーのそういう態度に
何の疑問も抱くそぶりもなく、やれ「棒立ちでいきましょう〜」だの、
「コインは加入順で〜」だのといった相談を和気藹々としている。
それがなおさら私の苛立ちをヒートアップさせる。さすがに許容範囲を超えた。
「もっとちゃんとあいさつできません?」とリーダーに問うてみる。
やや間があって、返ってきたのは「すませんw」(原文ママ)である。
なーにが「すませんw」だ。謝意のかけらも感じられないではないか。
もう即抜けですよ、こんなのは。私が抜けたあとで、PT内では、
「なんか変わった人でしたねwww」
「ドンマイwwwww」
「わかんねーけど、俺悪いことした?wwwwwww」
的な大量に草を生やした会話が繰り広げられてるであろうことは、想像にかたくない。
こうなると3対1、数の論理で負けである。それはアストルティアになおさら、
挨拶をおろそかにするような気風を蔓延させる。しかしマジョリティに、
「これでよし」とされてるものに疑問を抱くのは、人間としてもっとも大事なことだ。
たとえ負けようが、マイノリティに組み分けされようが、屈してはならないのである。
お怒りです↑