カルドセクシの冒険日誌

毎週のピラミッド第８霊廟攻略は、信頼できる固定メンバーをもたず、
野良でいくしかない私にとってなかなか頭の痛い問題である。
１〜６は日曜に爪棍扇１４０武でサクッと終わらせてしまうし、
７も今やどうってことはないが、８はいいＰＴを引けないと面倒だ。
面倒ゆえについつい後回しにしてしまう。イカンことである。

武闘家でクリアしたこともあるが、物理の心得のある人を集めるのは
容易ではないし、となると出せる職は僧侶のみになる。
おのずと魔２僧２というやぼったい構成に落ち着く。
洗練からはかけ離れてると思うのだが、まあ現状では致し方ない。

今週、野良で緑玉を出してまず誘われたのは定番の魔２僧２ＰＴ。
みんなゴールドシャワーが大好きで、我先にとばかりに浴びにいって
初戦はあえなく全滅。二戦目もやはり夫婦の前に床を舐めることとなった。
ここで魔法使い同士が、ヘナトスを入れるだの入れないので揉めだして、
不穏な空気になったため解散となった。クリアできる時は一発ですんなりなのに、
あー、今週はめんどくせーことになるかなーと思っていた矢先、
今度はレンジャーに誘われた。魔２レン僧の構成でのぞむという。

一瞬、言葉に詰まった。私は僧侶は本職ではないし、とくにうまいわけでもない。
メカニックということもあってか、レンジャーの回魔は２００足らず。
実質ザオ１である。良くも悪くも僧２に慣れてしまった私に、やれるのか！？
と思った。しかし光明の糸口というものは、こういう思いがけないところに
転がっているものである。新しい風が吹いてくる気がした。
プレッシャーをひしひしと感じながらも、「やってみます」と答えた。

僧１の利点というのは——これはもう、利点といって差し支えないと思うが、
相方僧と行動がかぶらないことである。マラーの無駄打ちなどがない。
そのぶん、最適な行動を淀みなく選択することが求められる。
泥のようなまどろみから脱け出して、僧としての精度が上がっていく気がする。
忙しいは忙しいが、楽しい。これは久しく味わってない感覚であった。

道中はなんなく越え、眼前に立ちはだかるはファラオ夫婦である。
ここでレンジャーのデュアルブレイカーが八面六臂の大活躍をみせる。
耐性低下でヘナトスもラリホーもガンガン入る。
（ザオラルを失敗してたのはご愛敬というべきだろう）
何度か危ない目にもあったが、みごと一発勝利。
新しい試みは実を結んだのであった。この構成、これから流行るかもしれない。

レンジャーに助けられた部分は大きい。しかし魔法使いのＨＰは二人とも
飯食って４８０足らず、ほぼザオ１の構成で、一枚の葉っぱもつかわせることなく
クリアできたのは、ちょっとした自信につながってくる出来事であった。