目覚めし冒険者の広場-ドラゴンクエストXプレイヤー専用サイト

ドラゴンスレイヤー

カルドセクシ

[カルドセクシ]

キャラID
: LN778-267
種 族
: 人間
性 別
: 女
職 業
: どうぐ使い
レベル
: 130

ライブカメラ画像

2D動画 静止画

写真コンテスト

{{ photoImg }}
さつえい日  :  {{ photoDate }}
さつえい場所  :  {{ photoZone }} ({{ photoWorld }})
{{ photoImg }}
{{ photoImg }}
{{ entryTitle }}
{{ mangaImg1 }}
{{ mangaText1 }} 
{{ mangaImg2 }}
{{mangaText2 }} 
{{ mangaImg3 }}
{{ mangaText3 }} 
{{ mangaImg4 }}
{{ mangaText4 }} 

カルドセクシの冒険日誌

2015-02-22 01:33:42.0 テーマ:その他

村上メソッド

ドラクエにかまけていてしばらく気づかなかったのだが、村上春樹氏が読者と期間限定で
交流するサイトが開設されているではないか。→http://www.welluneednt.com/

すでに質問の受け付けは打ち切ってしまったようで、地団駄を踏んでいるところである。
二十年も前になろうか、やはりこういった個人サイトを開設していた村上氏に、
お遊び半分、ダメ元でメールを送ってみたらまさかの返事がきて、狂喜乱舞したものだ。
ハルキスト、なんて呼ばれ方は浮ついてて嫌いだが、あの一件が氏への傾倒を、
より深めたことには変わりない。サイトの存在に気づいてからは、ドラクエをやっても
どこか気がそぞろ……という感じで、つい更新を読みふけってしまう。

本業の小説では「気取ってる」「スカしやがって」などといった非難もされる氏だが、
こういう場では実に肩の力が抜けている。読者から届いた数々のどうでもいい質問に、
どうでもいい感じで答えている。ホント、何言ってんのこのオッサン……って感じだ。
小説の奥行きと、読者に見せるお茶目さ。この多面性の魅力を、あますところなく
つかんでるのは俺だけ!……と誰にも思わせるあたりが、氏の才能の一端でもあるのだろう。

ちゃらい質問が舞い込む中、たまには踏み込んだ内容の質問も届く。
以前見かけて、私が強く印象に残っているのは、「自分について」というテーマで
どう書いたらいいかわからない、と悩む読者に、村上氏が返した答えだ。

「自分について書こうと思うから悩むのです。カキフライについて書けばいいのです。
そこからだんだん、自分のことにつなげていけばいいのです」

一字一句、正確には再現できないが、大意は崩してないと思う。
誰が与えたお題か知らないが、「自分について」というのはあまりに茫漠として、
抽象的にすぎる。まずはカキフライという具体性に降りていけばいい。
あらゆるものごとは有機的につながっているものだし、何かを語るならば
関係性を介してみなさい、と氏は言っているのだ。私はこれを村上メソッド、と呼んでいる。
どんな文章を書く上でも有効な方法論ではないだろうか。

私も(とくに最近では)まったくドラクエと関係ないようなことから日誌を書きはじめる。
脱線にもほどがある、という地点でようやくドラクエに話を引き戻す。
それも私にとっては自然なことなのだ。村上メソッドを実践してるだけなのだ。
どんなにドラクエに深入りしてる人だって、ドラクエが人生のすべて、
だという人はいるまい。その奥にはきっと別の何かがひそんでいる。
それに光を当ててやることで、言葉はさらなる奥行きを生むのだ。

私の中では、本も音楽も映画も、パチンコでさえも、ドラクエと無関係には存在していない。
それらは暗がりで息をひそめながら、いつか雲間から光がさしこむのを待っている。
いいね! 5 件

ログインしていないため、コメントを書くことはできません。


戻る

ページトップへもどる